この土地をあるいて-2
前回山歩きに行った話を書きましたが、それがきっかけになって様々なことが芽を出し始めました。自分の視野が急激に広がって行くような思いです。千倉に貝を使ったアクセサリーを作る方がいらっしゃることが分かり、その商品を見せていただきました。その方がまたとても素敵な方でした。今度紋屋でそのアクセサリーを扱わせていただくことになったのですが、すべてこの近くの海で拾ったもので作っている、ひとつとして同じ物がないオリジナルな製品であることが、特に気に入りました。また貝だけでなくシーグラス(海に漂流して自然に削られたガラス)でも作っていて、そのシーグラスの美しさにもすっかりとりこになってしまいました。
そのシーグラスを使ってランプを作る方もこの土地にはいらっしゃるのですが、ランプといえばこの海に流れて来る流木でも、ランプを作っている方がいらっしゃるそうです。また貝を削って貝の模様をはっきりと見えるようにする技術を教えてくださる方もあって、今度その体験は皆さまにも、お知らせすることができそうです。
貝や流木、シーグラス、それだけでも立派なアートの世界が広がります。紋屋のスタッフとも、この辺の植物やシーグラス、流木拾いに出かけ、みんなで館内をアートしようかと段々話が大きくなってきて、これからいよいよ楽しくなりそうです。
前回登場した野草の研究家の関端さんも、頻繁に流木や草花を紋屋に届けてくださり、何所に置いてどのようにアートしようかと、みんなで話し合い、店作りが本当に私達経営陣だけでないものと実感を覚えます。
この土地の人でさえ、シーグラスを拾うことなんて、もうずっとしていない人の方が多く、出来あがったアクセサリーを見ればやはり目は輝くのです。私は山が好き、海より山の方が良いとずっと思ってきたのですが、海もこんなにも多くの楽しみを与えてくれるものなのです。
先日は紋屋でも扱っているハーブローションを作っている工房を覗いてきました。そちらでは、草木染めの体験が出来ます。場所は鴨川ですがその日のうちに自分で染めたものを持ち帰ることができます。Tシャツやスカーフ、靴下などがあります。お一人3000円で事前予約です。場所は大変美しい田園風景の中にあり、大きな鷺が羽を休めに来るのが見えるかもしれません。工場を買い取ったそうですが、なかなか雰囲気があります。又近くに大山千枚田という日本の棚田百選になっているところもあります。一度見ておく価値はきっとあります。
私自身がそのことを知らなければ、お客様にもお教えできません。せっかくこんなに自然があるところなのに、何故人間が作った施設に遊びに行くのでしょうか?もちろん、天候によっては自然の中では遊べませんが、自然が与えてくれるものの素晴らしさは、きっともっともっとあるに違いありません。
忙しく遊ぶのも良いかもしれませんが、雨の日はボーっと海を見るのも悪くありません。風が強い日であれば、波の様子がなかなか見ごたえがあります。海も山もやはり天候には左右されますが、自然の空気を吸って波の音風がそよぐ音、暗闇など田舎ならではのものに感動していただけたらいいですね。千倉には、カフェドボンという名の喫茶店があります。とても小さな掘っ立て小屋のようなお店ですが、そこのオーナーさんも本来の観光の意味を、又楽しさを必ず伝えてくださる方です。
これは今日聞いた話ですが、鋸山には日本寺があり、房総はそのご加護にあずかっているそうです。私も一度だけ鋸山に行きましたが、ほんとうに神秘的なところです。
今いるところのよさを実感して、その素晴らしさを皆様にお伝えしたい。そして房総には沢山の素晴らしい能力がある方が住んでいて、その方々との交流を楽しんでいきたいです。この土地に来てやっと人としてこの地に住む方々と、会社にも役立つ情報を流し合い、この土地にいらっしゃるお客様に本当の意味での観光をお伝えできるようになれそうです。
宿屋の女将はいつも宿の中にいて、怖い目を利かせてなくてはならないのではなく、私が元気になり、従業員のみんなにも同じように楽しんでもらえたらいいですね。
皆さまも、房総の海で一日子供に帰って心置きなく遊んでみてください。きっと元気になりますよ。
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◆素顔の女将◆
ここでシロクマ編をいくつも載せた為、それを読んでいらしたお客様から、家内は小さなシロクマのぬいぐるみをいただいた。突然の事で嬉しさのあまり涙目になっていた家内だが、ぬいぐるみに付いていた札をよく見ると「対象年齢3歳以上」となっていた(笑) (by aruji)

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