応援
先日、8月に初めてお越しになったお客様からメールが来ました。そのお客様は、お母様とお嬢様のお二人でいらっしゃいました。母娘の旅行は、娘さんが結婚してしまうとなかなか思うように出来ない場合が多く、私も1回しか経験がありません。紋屋にいらっしゃる母娘の姿を拝見すると、是非沢山の思い出を作って欲しいと思います。
その時お越しになったお母様は、再婚問題で悩んでいらしたそうです。私の姿を見、私のメルマガを読み、励ましになったそうです。そして、そのお母様が最近とうとう再婚なさったとのことでした。なんて嬉しいメールでしょう!今までに何度もテレビの取材で、再婚しようとしている方を応援する意味で、番組に出演してくれませんかと誘いを受けました。でも残念ながらその度に嫌な思いをし、傷つけられ、結局お断りしました。中には離婚した時の慰謝料はいくらでしたか?と常識はずれな質問をした人もいます。
視聴者からうける番組作りをしたいのは分かります。しかし、プライベートで大変微妙な人間の心模様は、この正直な私だって、知らせたくないことはいっぱいあります。
初めての結婚ですら、男女の違いや育った環境の違い、お互いの家族の問題などがあり、難しいのです。まして再婚の場合、お互いに子供がいるケースがあります。一度離婚や死別などで悲しみを味わっている双方の親の問題もあります。
非常に微妙な心のひだに触れるようなことへの質問は、出来ればされたくもないし、全く関係ない人々へさらけ出すような種類のことではありません。
でも、私はいつも再婚に悩んでいる方へは、応援したい気持ちがありました。もちろん一度の結婚で上手くいき、お互いに余り違わない時期に死ねて一生連れ添えれば一番良いに決まっています。しかし、早くに連れ合いを無くす場合もあります。
また、難しい結婚生活ですから、上手くいかない事情だって多く発生します。離婚は必ずしも悪いとは限らないと思います。まして、再婚は確かに難しい面はありますが、却って望ましい部分があるときもあるのです。私たちは、お互いにバツ一同士でしたから、前の結婚での失敗は、お互いに今プラスに働いています。離婚してしばらくは、確かに離婚はエネルギーが要るので、疲れてもいました。しかもいまだに世間的な蔑視があって、特に子供の学校のPTAや古い考えに縛られている学校の先生からも侮辱的な言葉を浴びせられたこともあります。夫の暴力やお金の使い込み、または浮気、さまざまな苦難を我慢しつづける事がいいとは限らないと思います。子供も母子家庭だからいじめに会うとも限りませんし、母子家庭や父子家庭だから子供が犯罪に走るとも決まっていません。家庭内離婚を無理に続けていれば良いという物でもありません。
昔からの常識を見直し、偏見をなくしまして他人のことを勝手に批判しないで欲しい。他人への批判は誰もする資格などないと私は思うのです。「子供がいるくせに離婚するなんて許せない。」と以前勤めていたデパートのお客様から言われたことがあります。
子供のこと、一番よく分かっているのは、他人様ではありません。一番心を痛めているのは親であり、他の誰でもないのです。本当に今回のそのお客様からのメールは、そんなこともあって嬉しくてたまらないものでした。苦難もあるでしょうが、是非新しいスタートを回りの方も祝福して欲しい。温かい気持ちで世間も見てあげて欲しい、そう思います。
このメルマガは、当たり前のことのようにこれから女将になる方にとって励ましになっているようです。また、他の業種でも、違う職業をしていた方が新しいことをするようになった場合も、やはり励ましになるそうです。
仕事で疲れたとき、また息詰まっているとき、元気が出たとおっしゃっていただくこともあります。はじめは誰かを励まそうとはじめた訳ではありませんでした。でも、私の書いたものが、誰かのお役に立てるのであれば、そんな嬉しいことはありませんね。
私自身もよく悩んでどうにもならなくなっているとき、いつも書物によって救われてきました。私にはそんなに大きな力はありませんが、微力でもどなたかのお力になれれば、本当に私も幸せだと思う今日の私です。
今回、私にメールを下さったお客様に心から感謝するとともに、この場を借りて、これからもし再婚を考えていらっしゃる方があれば、少しでもお力になれればと思っています。
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◆素顔の女将◆
「このカボチャ煎餅、ちっともカボチャの味がしないじゃないの!」と、カボチャ好きな家内が怒る。いただいた煎餅の袋をよく見ると“カボス煎餅”と書いてあった。味で判りそうなものだが.....。(by aruji)

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