私の主人
 私の主人は、自分にとって尊敬できる人物です。とても頭が良くて、回転の速さは私など全く追いついていけません。アイデアも豊かに浮かぶ人なので、経営も何とかやっていけるのでしょう。父親としても、今時珍しいかもしれないくらい、ちゃんと父親の威厳を保っていて、しかも慕われている存在なのです。車の運転も上手ですし、アルコールは好きでも、大酒飲みではありません。夫として頼れて、しかも空威張りをしないところが良いと思います。家事は手伝ってくれますし、ユーモアもあります。(ちょっと誉めすぎ?)
 しかし、私にとっては余り好みのタイプではありませんでした。色白でやせていて神経質で気難しい。とても理屈っぽくて傷つきやすい。プライドが高いので、変なことは絶対言えません。余り人が良いタイプではなくて取っ付きづらく、キザで冷たい印象があります。(今度は、けなしすぎ?)
 顔は小動物のように可愛くて、余り貫禄がありません。私はどちらかというと、色黒でガッシリしている男っぽい人の方が好きなのに、結婚前より今の主人の方が好きだと思えるのですから不思議です。
 主人が私にプロポ-ズしてくれたのは、出会ってから3ヶ月位たった日のことです。正直に申し上げると、まだ私の気持は全然定まっていませんでした。(この人は条件が悪いから、なるべく他の人を探そう)と思うのですが、主人と一緒にいるとどうしても離れたくなくなり、まるで夢の中の出来事のように過ぎて行ってしまいます。
 プロポ-ズは霧の深い木立の中でした。二人きりになり、幻想的な雰囲気が私達を包んでいました。主人は、日頃からよく物事を考え抜いてから口にするタイプなのですが、その時は何の計画も無く、情熱が口からほとばしるようにプロポ-ズしてしまったのだそうです。私も頭がボ-ッとしてしまい、気が付いたらYesの返事をしていました。
 でも後になって「やっぱり無理」と言って、主人を絶望させてしましました。それから長い間、冷戦状態となりました。私がYesと言ったので、怒る主人の言い分はもっともでしたが、私は決心が付かず苦しい日々が続きました。それからいつ主人にきちんと返事をしたのか、正確には覚えておりませんが、結婚に至るまでには多くの山があったように思います。その山に突き当たると、いつも私は破滅的な考えに傾くのに、主人は常に冷静に私を誘導し、結果的に私はいつも納得しているように思います。その主人の頭脳明晰なところを心から信頼出来ると判断し、その他の悪条件を乗り越えてお嫁にきたのです。何かうまく丸め込まれたのでしょうね(?)
 実は見た目からは想像できなかった事ですが、結構お風呂に入らないで寝てしまっても平気ですし、シャンプーも毎日はしない方が好きな様子。枕カバーが頭の油で汚れてくると、私とお揃いで買ったものなのに、同じ物とは思えない品物となる為、「交互に使おう!」なんてズルイ事を言います。もともと食べることばかりに関心があって、おしゃれということに全くセンスがありません。結婚前の服も「これ、変?」と聞かれるので、「そうね」と言うと、結局捨てることになり、主人の洋服ダンスはガラガラになってしまいました。
 ユーモアがあっても、おじんギャグはちょっといただけません。そんな主人に私は一年中からかわれ続け、「こりゃ飽きないわ」と言われています。私のメルマガでも「素顔の女将」が好評な様子。私は内心ムッとしています。でもそのおかげでこの頃、「メルマガを読んで来ました」とおっしゃって下さるお客様から、親しみを持って接していただけるので、それは嬉しいかもしれません。
 とにかく主人の私への愛情は、とても深い気がします。それに比べると私は、ちょっとけんかすると「もう離婚だわ」等と思ってしまい、私の主人への愛情は、主人とは比べものにならないほど薄っぺらだなぁと反省しています。
 いつもarujiで登場している為、ちょっと紹介してみました。皆さんが想像している主人とどう違っていましたか?
◇主人の正体◇
 主人は、毎朝コロンをスプレーして出掛けています。寒い今日この頃、上半身裸になって直接肌につけるのですが、スプレーしながら「アチャー!」と叫び声を上げています。
イメージ総崩れ.....。
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◆素顔の女将◆
 毎回「素顔の女将」を掲載してきたが、今回、家内から「主人の正体」(私はオバケか?!)という小コラムで反撃された。日常の言動に気を付けねば!
 日常の言動と言えば、バレンタインのお返しにホワイトデーのプレゼントを家内に渡したところ、思わず「お世話様です」と言われた。日常の言動なのか、プレゼントにお世話様って言われると、何だか配送業者になった気分だなぁ。
                                  (by aruji)

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