天災への備え
今年は異常に多くの台風が上陸し、各地に水害を招いています。皆さんのお住まいのほうは如何でしたでしょうか。2年前の災害から台風が発生するたびに大いに心配し、非常に疲れます。自然なものなので仕方がありませんが、単純に手をこまねいて待っていればいいと言うものでもありません。
今回は、連休(10/9,10)でしたので満室でした。お取消しが出ると売上的にも大打撃。何時もなら交通手段がなくならない限り、キャンセル料金が発生します。前日の夕方くらいまではまだ気が楽でしたが、家に帰ってニュースを見ると、「外出は控えてください」という注意が促されています。
これはきっと、宿の屋根が飛んだ2年前の台風に匹敵するものと思われました。前回は平日でお客様も少なく、次の日はたまたま休館でしたから、不幸中の幸いでした。今回、もし2年前と同じような被害が出た場合、当日のお客様への対応と翌日10日のお客様の対応をどうしようか、非常に重い悩みとなりました。お客様の方でも、不安を覚えて問い合わせも随分頂きました。当日になってからのお問い合わせの時は、「無理してお越しにならないで下さい。またの機会に是非お願いいたします。」と申し上げました。
天候は、大きな台風が来る前とは思えないほど、海は波まで静かで、風もほとんどありませんでした。ただし、前日に秋雨前線の大きな雲のために、かなりの量の雨が降り、その時はふだん吹かない北風も吹いたため、台風が来る前から北側の廊下で雨漏りが発生しました。そうした中、次の日は晴れるからどうしても諦めきれない8組のお客様がお越しになることになりました。全体のうち1/3がキャンセルになったのです。
それでも、もし万が一以前と同じような事が起きた場合、どのように対応しようか。また、従業員で少し遠くから来ている人は早く帰してあげなければ。冷蔵庫や冷凍庫が停電になった場合の食材の処理。電気系統のトラブル処理に人を配置する事。大工仕事が必要になったときの用意。キャンセルで空いた部屋には、台風が来た時に何時も行う事前の用意など、いろいろ考えただけで非常に憂鬱になりました。
前回は建物自体が飛ばされかねないような状態でしたから、力もちの男性社員が必要でした。今回は、男性はみんな泊まるつもりで待機してもらうように通達しました。
強風で雨がサッシの下からでも部屋に入ってきてしまうために、お越しになったお客様には、台風が接近し始めてから窓に詰め物をさせて頂きました。非常灯の用意も万全にしました。台風が来るのが、大体18時から19時くらいという予想だったので、停電の中お食事を召し上がって頂くのもと思い、早めのお食事をお勧めしました。
隣のマンションからの吹き返しの風が特に当たる場所においては、若干の補強をお願いしました。いつもする用意というのは、窓の隙間風を防ぐタオル詰めと、障子はずし、万が一雨漏りした場合の布団の移動などです。
こうして到来した台風の被害は、最小限で済みました。次の日に点検した建物の損害も、予想をはるかに下回りました。今回は、紋屋の建物の一部が飛んできたという近所のクレームもなく、本当に良かったと胸をなでおろしました。
交通手段も台風前の大雨で内房線、外房線ともに止まってしまい、アクアライン経由の高速バスも早くに止まりました。もちろんフェリーは言うまでもありません。高速道路は一部が崩れて通れない場所がありましたが、それでもなんとかお越しになれたお客様は、みなさんニコニコなさっていました。こちらが怖い思いをされたら心配だと電話でお伝えし、ご自分の意志で実行なさったからでしょうか。中には遠距離恋愛の恋人同士のお客様もいらした様子です。会えるか会えないか、きっとすごく心配したでしょう。幕をあけたらなんということも無いほど早く過ぎ去ってくれて、神様に感謝しました。お客様に迷惑がかからなくて良かった。そして従業員も怪我もなく、ありがたいことでした。
これからもまだしばらく、台風の上陸の危険性があります。また、最近ではなにかと地震の心配も報道されています。明日が自分自身に必ずやってくるとは限らない今日この頃、一日いちにちを大切に生きたいと思います。
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◆素顔の女将◆
たまたま家内とホタルの話しになった。専門業者によると、1匹300円で購入できると聞いたので、その事を家内に教えたあげたところ、「それで一生、生きてるの?」と不思議なことを聞く。そりゃあ一生、生きてるでしょうよ(笑)(by aruji)■お友達ネタ■
家内の旧友3名が宿泊された。折悪く台風が接近し、帰りの高速バスもJRも運休。さてどうしようという事になったので、館山でレンタカーを借り、鉄道が動いているところまで行って、車を乗り捨てて帰路についてはどうかと、私が案を出した。ところが、家内の友人の一人はメガネを持ってこなかったので運転は不安だと言い、もう一人は平坦な道以外は走れないと言い、最後の一人は免許を忘れたと言う。さすがに家内の“ご学友”達ではある。(笑)(by aruji)

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