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昨年10月から、私のメールマガジンを発行させていただいておりますが、最近になって、私に会いに来て下さる客様が少しづつ出てきました。お越しの前にメールが届いたり、お帰りになった後に細かいご感想を頂戴したり.....。インターネット予約ではなくても、ご挨拶に行くと
 「ホームページ見ました」
 「文章がお上手ですね」
 「自分をさらけ出す文を書く方だなと思って興味深く拝見しました」
等々、皆様に共通しているのは、初対面の私に対して親しみをもってお越し下さる事です。
私は心から接客の仕事が好きで、ずっと接客業に従事してきましたが、百貨店の時と違い、旅館には頻繁にお越しくださるわけでは有りませんから、お客様が私をめがけてお越しになる事は皆無と思っておりました。また、お客様との関わり方も、お客様はくつろぎにお越しになっているので、余り立ち入るわけには行きません。私の人間性までご理解下さる事は、普通なら難しい事です。もちろん、メルマガに登録して下さっている方の中にも私に対する感想は様々ですし、誤解なさっている方もいらっしゃいます。ただ少なくとも、メルマガを読まないで初めてお会いする方々との空気とは、全く違った感触が得られる事は事実です。
宿は、私一人でおもてなしをする訳では有りません。一番は客室係と調理場の人達のおかげです。そして皿洗いや掃除、布団敷等の裏方の仕事に従事している人達の力が何といっても要なのです。そういう意味では、私は付け足しみたいなものです。でも、せっかく接客の仕事をしているのに、女将は宿のシンボルなのに、本当に付け足しのみで終わってしまいたくないですよね。私が、人と人との出会いや心の交流を大切にしたくて、接客にも一生懸命心を注いでいる事を、ほんの少しでも判って頂けたら嬉しいのです。
インターネットもそうですが、今は顔を合わせなくても、直に言葉を交わさなくても、何でも伝えられて、通信が可能な時代です。前にも申し上げたように、宿も女将が挨拶しない傾向が強くなってきています。何でもどんどん機械化されていく-
合理的ですが、何か人間らしさを失ってしまいそうな気がするのです。ところが、インターネットというものは、私のメルマガのような形で、人と人をつないでくれる、心と心を交わせやすくしてくれる力を私に与えてくれているのです。自分でも気が付かなかったのですが、今やっとこうして、宿においてもお客様との心の交流がはかれつつある事を、私は嬉しく思っています。
主人と私はバツイチ同士の再婚である事を、隠さず明記している事も共感を呼んでいる様子です。私たち夫婦のほのぼのとした雰囲気へのファンの方々が出来つつあります。自分達自身が「ほのぼの」と思っていたわけではないのですが、そうしたご意見を良く頂戴し、「そうなんだ-」と二人で驚き合いました。
ご自分の息子さんと結婚されたお嫁さんのお母様と再婚されたお客様、夫婦生活に悩んでいらっしゃるお客様、同じバツイチ同士のお客様、新婚のご夫妻や結婚を考えているカップルなど、それぞれに私たち夫婦像に共感を抱いて、紋屋にお越しくださる事は、メルマガを始めた時には考えもしませんでした。結果として、私がいつも心に抱いているお客様つくり=「人は人につく」に役立ち始めているのだと気が付きました。もちろん、宿である以上、余りお客様のプライバシーに立ち入る事は致しませんが、私達の事を世間の方々に紹介する事で、何か皆様に役立つ事が有ればと考えています。
当たり障りの無い事しか言わない、見せない......。
それも否定するつもりも有りません。
そうした生き方の方が、つまづきが少ないのかもしれません。でも私は、自分自身が感じた事、思った事をありのまま書く事で、それを受け取る皆様が、生きる上での何らかのヒントを得られればと思っているのです。メールを頂いた事で悩む事も少なくありませんが、これからも頑張りますので、応援して下さいね。
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◆素顔の女将◆
宿泊アンケートのフロント部門の得点が上がった。社員に特別な教育や施策をした訳ではないので、家内がチェックイン業務をしだしたからしか考えられない。やるじゃないか! (by aruji)

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