苦手意識
私達経営者は、よくさまざまなセミナーに出かけます。最近気に入っているセミナーは、ある方のマーケティングのセミナーです。今回は、ゲストがいとう伸さんという、以前実演販売でかなりの業績をあげた方でした。
びっくりするほどお話が上手ですが、ご本人が言うには、ものすごく赤面症で多汗症だったそうです。人前で話をするなんて、とんでもないことだったらしいです。
それが、たまたまそのようなハンディーを抱えながら、苦手な分野で仕事をしなくてはならなくなると、もちろん隠れていた才能もあったのでしょうが、出来るようになってしまうのですね。
実演販売のお仕事の前は、コーセー化粧品の営業だったそうですが、その時もいとうさんのお名前は知れ渡っていたそうです。とても優秀な営業さんだったのです。
一見しただけでとても魅力的、感じがいいと言う印象を与えます。目の力がとても強い方で、それもご本人いわく訓練のようです。場の空気を10秒で読み取り、緊張をほぐす上手な笑いの取り方などなど、きっと人との関わりを持つお仕事の方はどなたでも参考になり、また引き込まれるお話をなさる方でした。
私は1対1では平気ですが、人が多く集まるところはとても苦手。特に有名旅館さんばかりが集まるような、業界のセミナーやパーティーなどへは絶対一人では行けません。
普段接客の仕事をしていて、人と話すが事が大好きなのに、おかしいですね。仕事柄、県内や関東の女将さんたちが集まる場に出かける機会はあるのですが、どうもいまいち積極的に出かけたい気分にはなれないのです。
大勢の前で話をするのももちろん苦手で、よく女将をする決心がついたものです。それがこの仕事をし始めて、なにか知らないうちに出来るようになっていました。しなくてはならないことが多かったからなのか分かりませんが、やらざるを得ないと、不思議とやれるようになってくるのですね。

私が通っている書道教室は異様に生徒が多い教室で、最初の2年くらい、行く直前は凄く緊張して、中々お友達も出来ませんでした。人が大勢集まっていると、その中へ入っていくことに、プレッシャーがかかったからなのです。
でも、教室の中で色々なイベントが行われ、やはりお話できる人が多くいないとかなり居心地が悪いことに気がつきました。自分でもどのようにして、今のようになったのか覚えていませんが、とにかく自分のほうからどんどん挨拶し話し掛けるだけで、自分の環境はかなり変わったように思います。
セミナーに出かけても同じで、周りの方々と名刺交換をし、同じように自分の仕事を頑張ろうとしている方々とお話する事が楽しく、まったく自分の仕事と関連がなくても、結構為になりました。頑張っている人たちがいっぱいいることで、自分自身も励まされたからなのでしよう。100パーセント、何から何まで気楽に話をすることが出来るような友人は、少人数だと思います。でも、50パーセントくらいしか話が出来なくても、意外と一分野に深く話が出来て、そこから広がっていくものが感じられ、結構年が離れていても、とても通じ合える人もこの頃、出現し始めています。
紋屋の母はとても社交的な人なので、いつもまわりに友人があふれ、常に色々なところへ出かけないかとお誘いが来ています。世の中には、孤独死するようなご老人も絶えませんが、家族以外の世の中のつながりも大切だなと感じます。少なくとも、そういう方のほうが生き生きとしていて、若いように思えるのです。完全に苦手意識から脱却は出来ないかも知れませんが、今まで守ってきた自分の殻を1枚でも脱ぎ捨てられたら、自分では想像もつかない変化がおきるかもしれない、と言う気持ちがします。
今まで苦手だった人とも、もしかしたらとても仲良くなれる可能性もあります。そのように考えはじめると、自分の世界は急激に広がっていきそうです。
視野が広がり人とのつながりも大きくなることで、紋屋も変わったら、発展したらいいですね。この頃、少し変わりつつある自分を見つけた私でした。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
◆素顔の女将◆
家内と都内の高層ホテルに泊まることになった。別々のチェックインで、私が屋形船で宴会をしていると、携帯に電話がかかってきた。出ると、「6階が無いのよ」と家内が絶叫する。言っている意味が判らないのでよく聞いてみると、6階に止まるエレベーターが無いのだと言う。
家内が乗ったのは高層階用のエレベーターで、近くには低層階用のエレベーターがある。よく見れば判りそうなものだが、何も携帯でわざわざ私に電話しなくても、ホテルスタッフに聞けばいいのに。しかし突然電話してきて、「6階が無い!」にはびっくりした(笑)(by aruji)

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