夢は突然やってくる
皆さんは、どんな夢をお持ちでしょうか。私は小さい夢ですが、一生に一冊、
自分の本が出せたらという夢を持っています。今までにも何回かチャンスはあ
ったのですが、いずれも流れてしまいました。
メルマガを書いているからいいことにしよう、と自分を慰めてきました。もと
もとそんなに才能があるわけでもないですし、プロの執筆家を目指しているわ
けでもないしと。
でもメルマガを出していると、ひょんなことからテレビ出演の話が来たり、雑
誌のインタビューがあったり、色々普通の人では考えられないお話が沸いてき
たりします。いま現在の私にとっては、テレビ出演の話もあまり珍しいことで
はありませんが、今回は、私の夢、本の出版の話だったので、今でもとても信
じられない気持ちです。
これから執筆にかかるので、出版されるまでは、やっぱりだめだったかという
ことにもなりかねないので喜べませんが、私からのアプローチではなく、出版
社からお話が来たことだけでも、私としてはものすごく光栄なことです。
今回、「ビジネス書としてメルマガを基に、おもてなしの本を書いてみません
か?」というお話をいただきました。以前にも、出版社を紹介してくださる方
はあったのですが、どのような本を書きたいか、執筆の企画書はこちらで書か
なくてはなりませんでした。
メルマガだと、いま心の中にあることを書けばいいので、特にこれこれの内容
をつめて書きたい、という気持ちはありません。本にする場合、何に焦点を当
てたらいいのか、どんな展開にしたらいいのか、私にはどうしても1冊の本の
骨組みを企画することが出来ませんでした。
今回、企画書は出版社のほうで作成していただけるとのこと。全くありがたい
お話しです。メルマガの中から、この部分をリライトしてというご指示までい
ただけるのです。半年くらいで書き上げなくてはならないので、それなりに大
変で不安でもありますが、ぜひ頑張らなくてはという気持ちです。
そういう私も、中学校までは作文が大嫌いだったのですが、高校になって古文
が好きになってから、急に国語関係が全て好きになりました。人間なんて単純
なものです。特別なにか努力したというより、本をよく読むようになったこと、
自分が考えていることを表現することが、急に楽しくなったのです。
そうしたら国語の授業で感想文を取り上げられ、また、色々な雑誌社への投稿
なども短いものですが、頻繁に載るようになりました。それはそれで結構楽し
いものでした。
仕事をするようになってからも、なぜかいつも手紙書きが重要な仕事のひとつ
であり、それは、もしかするとわたしにとって、本を書くことのウォーミング
アップだったのかもしれません。
99年の10月からメルマガを書いていますので、内容をダブらないようにするこ
とは今でも難しいです。いつもエピソードがあるわけではありませんし、書く
のにふさわしくない場合もあります。体調が悪いと、なかなか良い案も浮かば
ず、いつも何を書くかで最近は頭を悩ませています。
しかし、色々な事件やさまざまなエピソードは、読み返すと今でもはっきりと
目に浮かび、自分の気持ちの再確認や変遷を見つめることが出来ます。自分の
言葉で書き残しておくという作業は、私自身にとっても大事なことのように思
います。
会社の一社員であれば、恐らく私の場合、一生本を出してみませんか?などと
いうお声はかからなかったでしょう。また、いまのようにメルマガを出すこと
も無く、テレビに一度も出ることもなく、ごく普通の人として一生が終わった
のかなと思います。
それは私自身が成長したからではなく、周りの環境が私を育て、いまの私を取
り巻く人たちによって、私が自分の持っているものを取り出す機会を与えても
らえているおかげです。
人間、思い続ければ必ずその思いは達成するとよく言います。私は、自分自身
で強く思い続けたからではなく、周りの環境によって知らないうちに、そのよ
うになっていっています。いつも周りに感謝し、大変であってもこの職に就け
たことにも感謝し続けなくてはいけないなと思います。
常日頃、忙しさや大変さ、そうした毎日のことに追われて余裕も無く、つい不
満に陥りがちです。常に前を向いて、謙虚に自分のいま与えられていることを
一生懸命やることが大事。今回の幸運を心からありがたく思い、回りに感謝し
よう。特に一番私に近い存在、主人に、姑に、一緒に働いてくれる従業員たち
に感謝しよう。私を育ててくれた両親に、友人に、いつも私にかかわる全ての
人に感謝しよう。そう思います。
そしていつも一生懸命、自分に与えられた宿命を愛し慈しみ、自分自身に何が
出来るか見極め、また、何がやりたいか、自分の何が社会に貢献できるか考え、
試行錯誤し工夫して人生を全うする。そうすればきっといい生き方が出来るの
ではないでしょうか。生きていると楽しいことばかりではありませんが、きっ
とこのメルマガを読んでくださっている皆様にも、努力すればきっといいこと
があると思います。お互いに頑張ってまいりましょう。
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◆素顔の女将◆
旅館の女将さんが執筆された本は何冊か知っているが、有名旅館の女将さんや
何か特別な事をされた女将さんが書かれている。うちのように、ごく普通の宿
のごく普通の女将が出版の依頼を受けるのは珍しいと思う。最終的に出版まで
至るかは判らないが、是非とも頑張って欲しい。
ついでに、別冊・“素顔の女将”も出版してくれないかな(笑) (by aruji)

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