広告はあてに出来ない?
毎年、秋に遅い夏休みがわりの休暇を取っています。今年は天候に恵まれ、気
温的にも最適でした。今年は余り予算がなかったので、宿泊場所はかなり迷い
ました。
1泊目は、雑誌を見て決めました。口コミでもそれほど悪い情報は有りません
でしたが、中にはアメニティーがひどいと言う意見や食事がお肉以外は微妙と
いうのもあり、やや不安を抱えての宿泊となりました。
2日目は1泊目に外れた場合を考え、以前にも宿泊したことがある、お気に入
りのホテルにしました。
1泊目のホテルは、2万坪の敷地に広がる圧倒的な自然、これだけハイグレー
ドで平日15000円というキャッチフレーズでした。お部屋の写真も素敵で
したし、何より料理のコンテストで準グランプリ受賞の副料理長の料理に期待
しました。
私は部屋にこだわるほうなので、社長がジュニアスイートの部屋を予約してく
れました。その部屋は、一人18000円での宿泊となります。
まず、到着の時の応対ですぐ、「これは外れた!」と直感しました。笑顔も無
く発声もいまいち。お迎えする喜びが伝わってこない応対でした。
社長が車を停めている間に私がチェックインをしたのですが、そのフロントさ
んも、何か誠意を感じない人でした。今日泊まる部屋の位置と食事場所の説明、
大風呂の説明などが事務的になされ、お部屋への案内が無いのかもしれないと
言う気持ちになりました。
部屋は確かに広くて、出来た頃はかなり豪華な印象だったのだろうと思えまし
た。しかし、寒い土地なのにお手洗いは暖房便座が無く、便座シートの用意も
ありません。評判が悪いアメニティーは、歯ブラシとかみそりだけと言う実に
シンプルなものでした。
部屋への案内は、結局荷物だけは持ってもらえましたが、冷蔵庫の場所以外は
何も説明がありません。少し部屋にいると寒くなってきたので、エアコンのス
イッチを探しましたが、クーラーと表示されたスイッチしかありません。
フロントにきくとクーラーのスイッチでいいとの事。やれやれです。このエリ
アでは唯一かけ流しの温泉も、ないよりはましと言う程度にとどまりました。
一番の問題は食事。和創作フレンチということでしたが、まずはじめの前菜は、
瓶詰めで売っているのと変わらないような6点盛り。スープはジャガイモのポ
タージュだそうですが、私でも作れそうな内容でした。
お肉だけはわさび風味のクリームが添えられ、大変上質なとろけるおいしさで
した。しかし付け合わせは、やはり瓶詰めで売っているようなきのこの珍味。
前菜で6点盛が出たのにと思いました。また、デザートもどう見ても手作りと
は思えないような内容でした。
次の日の朝、私はプレーンなシリアルを選んだのですが、どこにもそれ用のシ
ュガーがありません。聞いてみると、特に用意してないと言う答え。その平然
とした答えにすごくびっくりしました。また、明るい日差しの中でテーブルの
上のお花を見たら、すっかり枯れていました。
もともと期待はしていなかったのですが、支払う金額には程遠いサービス内容
だと思いました。
次の日のホテルは、お迎えから見送りまで、本当に気持ち良く過ごすことがで
きました。お料理もおいしかったですし、すべてに心遣いがされていました。
働く方々の笑顔や応対も優しく、一年間の疲れが流されていくようです。
「サービスは、こうでなくちゃね」と思いました。そして、改めて広告のあり
方について考えさせられました。最近のお客様は、やはり口コミをかなりチェ
ックなさっていて、広告だけを信じるようなことは少なくなってきています。
広告と言うものは、いかにもよさそうに美辞麗句が並べ立てられ、写真もどう
せ良い所しか使いません。私は、それを見てお越しになるお客様が、がっかり
なさる顔を見るのに堪えられなくて、『お許しください』と言うページをホー
ムページに作りました。パンフレットにもその内容を入れています。
さまざまなお客様のニースがあり、感じ方もそれぞれ。選ぶときは、口コミプ
ラス自分自身での調査になるのでしょうか?
私も最近、化粧品に関しては、広告だけでは信じられないと思うようになりま
した。どこのメーカーも素晴らしい言葉を並べ立てていますし、雑誌でのコメ
ントも一概に信用は出来ません。口コミと、実際のサンプリング・テスティン
グ、販売員のお客様一人一人にあったカウンセリングと対応によってくるのか
もしれません。
これから時代が進み、単純な広告は生き残れなくなるかもしれません。さまざ
まな広告掲載への誘いが来る中で、如何にして紋屋をお客様に知っていただき
理解を深めてもらえるように仕組むのか。いい勉強になった旅でした。
紋屋は決して新しくない建物ですが、心のこもったおもてなしをしようと心掛
けています。その一生懸命さが無くなってしまっては、サービス業に従事して
いる意味がありません。
1泊目のホテルも、建物の仕様や調度から、きっといいホテルにしようとして
作られたものだと思います。私達が泊まった日、2組のツァーの団体がきてい
ました。旅行エージェント等により、大勢の団体客が見込めるようになると、
細かい接遇や心遣いが必要とされない場面も出てくるので、一番大切な接客の
心を失ってしまうのかもしれません。
「人の振り見て我が振り直せ」
気をつけなくてはと思いました。口コミによってお客様を増やして行くために
は、本当に充実したサービスとお客様の心に響く、圧倒的な強い良い印象を残
す事が必要です。
良い口コミ情報を見ていただけるように、そして偽りや誤解を生まない広告作
りに努力して行きたいと思います。
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◆素顔の女将◆
銀婚式のお祝い旅行でいらっしゃったお客様がいた。
ちょうど我々くらいのお年だと思うが、ペアールックでいらした。
若い頃と違って、気恥ずかしい感じがしたので、
   aruji:「銀婚式の記念旅行にペアールックって、何か引くなぁ~」
と言うと、
   家 内:「あら、そんな事ないわよ。ステキよ♪~
        でも、あなたとはしたくないな。」
って、言ってることと思ってることが違うだろう! (by aruji)

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