心の表し方
私の股関節の病も、少しずつ良くなっています。おなじみ様や新規のお客様でも、メルマガを読んでその状況を知って下さっている方もあります。状態が良い日は、最初の頃よりは多くのお客様のお部屋へ行くことが出来るようになってきて、(わたしはやっぱり、お客様と話さないと仕事をしていて生き生き出来ない)と改めて感じました。

それでも、3階や4階まではなかなか行くことが出来ません。杖をついて歩いていると変な顔をなさる方もあり、ちょっとだけ悲しい思いをしました。
今までより館内を歩けない替わりに、お礼状は今までより更に心をこめて書くようにしました。なるべくお部屋に飾っておいて、インテリアになるような「書」のはがきをお出しするのです。
館内の廊下は、1階から4階までとりあえず私の書の作品が飾られるようになったので、最近はお客様のアンケートにも、私の心が伝わるという嬉しいお声を聞くようになってきました。
私自身が3階4階まで行けなくても、気持ちを伝える方法はあるんだと改めて思ったのです。
お正月6日にいらしたお客様に、私の葉書をお送りしたところ、さっそくファックスでそれに対するお礼が届きました。その方は4階にお泊りで、私は直接お目にかかってはいません。その内容は、


女将さんへ
  今日、嬉しい葉書が届きました。ありがとうございました。女将さんの心遣いの香りのもてなし、館内のお花、スリッパ札、足ひんやりシート、女性用の足袋などなど、本当にこころがふわっとあたたかくなって、ゆったりと過ごせました。お料理もおいしく、宿の皆さんもフレンドリーでいてあたたかく接して頂きましたし、主人と二人で受けたアロマトリートメントも気持ち良かったです。今回は1月6日から8日お世話になりましたが、8月14から16日の予約をしてまいりました。娘と孫もつれて伺うことにしております。楽しみにしています。よろしくどうぞ。女将さんが杖を突いてロビー歩く後姿をお見かけしました。パソコンで知ってはいたのですが、声をかけはぐれてしまいました。これから寒くなりますので、どうぞお大事に。
○○市  ○○


お目にかからなくても、自分で考え出したおもてなしや館内のしつらえなどでこころをお伝えすれば、分かる方には響くのだと思い、こちらもファックスの文面を読んで心が温かくなりました。旅は、それぞれの皆さんの特別な思い入れがあります。頻繁にあちらこちらにお出かけになるという方を除けば、1回の宿泊にかける思いはそれなりなものがあります。
ちょっと気持ちがすれ違った夫婦が仲をリセットする旅であったり、ご家族でのはじめての旅行であったり、いろいろですね。女性にとっては、食事を作らなくて済むだけでもかなり気分がちがいます。
そして場所もかわります。接待する側が、みんな気持ちの良い応対であれば疲れも取れます。
そして、宿のスタッフやオーナーと何かしらのこころの接点があれば、尚のこと、印象深い旅となるのではないでしょうか。今回ファックスをいただいて、またひとつお越しのお客様に心を伝えるすべのヒントを頂きました。直接お話するだけが能ではないのかもしれません。
やたらべたべたサービスされるのも寛げませんが、やはり人は人によって癒されるものと思います。
今置かれている自分の体調で、出来ないことは仕方がない。その分出来るほかのことは、必ずある。おもてなしの仕方はきっと考えれば今やっていること以外にも、いっぱいあるにちがいない。
うっすらと希望の光が見えてきました。
今、「千の風になって」と言う詩がクローズアップされています。
私が死んでもお墓の前で泣かないでください、という悲しい内容です。
でも、私はいなくなりはしない。千の風になって大空を吹き渡っています。
という詩です。
私も、3階4階に上がれなくても、千の風のように、紋屋の中で吹き渡れたらいいなと思いました。
これからも、今出来るおもてなしを考えつづけ、皆様に気持ちの良いおもてなしをしていきたいと思います。




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◆素顔の女将◆
朝起きて部屋を出ると、健康雑誌のおまけに付いていた目が良くなるとか言う
メガネ?(マスク)をした家内が食卓のイスに座っていた。特殊なメガネなの
で、起き抜けに遠くから見るとのっぺらぼうのように目が無いように見え、と
ても驚かされた。
いつも顔面パックをしている時の家内は、鬼太郎に出てくる「ぬりかべ」状態
だが、今回はのっぺらぼう。我が家は妖怪屋敷か?(by aruji)

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