メルマガを続けてきて
98年の10月からずっと、メールマガジンを2週間に1回書きつづけています。
いつまで続けられるかなと時々心配しています。どんな方がどんな風に、私の書いたものを受け取ってくださっているのでしょうか。
今はそれこそ多くの方々が、ご自分でブログをお書きになっています。私のメルマガも埋没しそうです。メルマガも長くやっていると、あまり感想メールは来なくなります。皆さんがきちんと読んでくださっているのか、読んだ方はどんな風に思っていらっしゃるのか、時々知りたくなります。

今日は、旅行会社経由で初めてお越しになったお客様から、「何年も前から、おかみさんのホームページを見て、いつか来たいとずっと思っていました。」と言われました。
その方は足を引きずっていらしたので、「お足が痛いですか?今日のお部屋は3階なのですが。」と言うと、「大丈夫です。股関節なんです。」と。
「私と同じ!」と言うとお客様もご存知で、それから先ほどの言葉をおっしゃって頂きました。
その方は、私のように最近股関節の病気になったのではなく、生れつきなのだそうです。私がご自分と同じ病気になったので、驚かれたそうです。初めてお目にかかったのに、まるで以前からのお友達のように、お話が出来てしまいました。ご一緒のお友達とは、一年に一度ご旅行なさっているそうですが、その方々からも「お友達なのかと思った。」と言われるほど、同じ病気で同じように悩み、嘘みたいに気持ちが通じて、もっもっとお話がしたくなってしまいました。
今回は「同じ病気」ということなので、話が弾むのも当たり前な部分もありますが、なにかそれ以上の親しみがお互いの間に沸いたように感じました。

いくら親しみが沸いても、余り長くお話するわけにもいかないので、これ以上伺えませんでしたが、何年も前から私の文章を読んで「いつか行きたい。」とずっと思っていて下さっていたのは、何なのだろうと考えました。
きっと私の書く文章のどこかに共感してくださったからこそ、ずっと一度は行きたいと思いつづけてくださったのでしょう。どの文章にそれほど共感なさったのかは分かりませんが、何年も思いつづけていただけるというのは光栄であり、気も引き締まります。
ホームページ予約と言っても、必ずしも私のメルマガを読んでいるとは限りませんし、ホームページの内容さえ、軽くしかチェックしない方もあります。反対に旅行会社経由でも、私のメルマガやホームページを読んでくださっていて、「おかみさんのお子さんは男の子さんでしたね。」と言われることもあります。
このお客様はメルマガを読んで下さっているのだなと、そうしたちょっとした言葉尻から伺えると、とても嬉しいものです。

メルマガをはじめた時も今も、私の場合は決して集客の為に書いているわけではなく、あくまで宿の経営者の考え方に触れてもらえたらいいなということでやっています。
確かに、今まで紋屋のおなじみ様になってくださったお客様は、メルマガ経由の方が多いです。もしくは紋屋に来るようになってから、メルマガを読むようになって下さった方もあります。
私の知らないところで、見えない読者の方が何らかの形で共感してくださる。
お客様なのにメール友達になった方もあります。
数年おみえにならなかったお客様が、こんど久しぶりにおみえになることになって、やはりメルマガは読んでいてくださっていたことが分かりました。
その方も、私がさまざまなことで悩むと、いつも温かい声援を親身になって送ってくださっていた、忘れがたいお客様です。
「見えない多くの読者が、おかみさんを応援していますよ。」とその方が久しぶりの私のメールに返信してくださいました。

海外在住のお客様でも、奥様が日本人で帰郷の折に紋屋に泊まりに来ると言うことがあります。その場合も、私が通っているアレルギーの病院がどこにあるかなど、ご存知で驚いたことがあります。ネットは日本に限らない。すごいこ
とですね。
私がいま通っている東京銀座の股関節専門サロン(治療院)も、最初は雑誌で見つけましたが、行く事に決めたのは、その先生のブログを読んだからです。
病院の先生も、なじむまでには時間がかかります。どこの病院に通うか、その先生はどんな考え方なのか、お顔の印象など行く前は不安もあります。ブログやメルマガで事前にその人柄がわかれば、安心して通うことが出来ます。
長い時間の診療ならまだ心のふれあいもありますが、短い時間の診察だと人柄に触れることが出来るようになるのに、何年もかかってしまいます。
宿も同じような理由で、自己責任でお選び頂き、お越しになるお客様もお迎えする側も、お互いに良い心の交流が出来る場でありたいと思います。

私のメルマガは、従業員達にも公開しています。でも読まない人もいます。
狭い場所であっても、お互いの心の交流を深められ、最も仲良く仕事が出来るのは、5人くらいまでではないかと思います。それ以上になると、結局グループに分かれたり、一人が孤立したりといろいろです。
宿の場合は、紋屋くらい小さい規模でも従業員は35人位いますので、なかなかひとまとまりにはなりません。全員に同じ比率でなかなか声かけは出来ませんが、なるべく心してみんなと話をするようにしていかなくては。
相性や年齢差、育った環境の違い、それらを克服して、本当に一まとまりな職場でありたい。私の思いが社員の中に浸透し、お互いに共感しあっているのが理想です。
お越しになるお客様にとって一番心地が良いのは、全員が誰でも気持ちの良い挨拶と笑顔で迎えてくれること。どの従業員もかわりなく、さわやかな対応であることでしょう。
そうなるためには、やはりみんなが思っている事を言える職場であり、経営側と働く側の意思疎通がきちんと出来ていることがとても重要なのです。
これからもあせらずにやっていきますので、共感してくださった方は、是非メールをください。


okami@monya.co.jp

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◆素顔の女将◆
ある日、海外から紋屋へ国際電話があった。シンガポールの現地の方から、
英語で予約の問い合わせだった。その事を家内に話すと、「えっ! 英語で国際電話がかかってきたの? あなたのうちに!」と大興奮。わたしのうちだけど、あなたのうちでもあるんだよ(笑)(aruji)

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