出版社の方とのミーティング
昨年、本の執筆のお話をある出版社から頂きました。私はかなり前から、一生に一度自分の本を出したいという夢を持っていましたので、信じられないくらい嬉しいお話でした。
自分に自信を持てない私は、そのうち「やっぱりこのお話はないことになりました」といつ言われるか、不安で仕方が無い気持ちをずっと持ちつづけていました。
メルマガと違って、きちんとした本として出版するとなると、なかなかプレッシャーがかかって予想以上に大変です。
はじめは出版社のほうで、メルマガを元に目次を作っていただけるという事だったのですが、少し経つと、やはり執筆者のほうでも、私達が作ったのを元に新しく作って欲しいということで、それにもかなり苦労しました。

弟1章をとりあえず書き終えたのは、1月の中ごろだったと思います。11月に変形性股関節症の前段階と診断されて精神的に大ショックをうけ、書ける気分ではなかったからです。
2月からはJRのデスティネーションキャンペーンが始まって、大変な忙しさ。
書くひまが全く取れない日々が続きました。弟2章は2月中ごろ迄といわれたにも関わらず、結局締め切りが過ぎてしまったとあせりながら、仕事が終わってから30分か1時間紋屋に残って書いていました。
弟2章が書けたのが、ゴールデンウィークの終わったとき。余り良い出来ではないなと思いながら出版社に送りました。すると、出版社のほうからお話がありますとのこと。
ドキッとしました。やっぱり、駄目かな。「このお話は無かったことに・・・」と言うことかもしれない。せっかく、社長が家でも執筆が出来るように中古のパソコンを買ってくれたのに。
駄目だったとしても、またいつか機会があるかもしれないから、落ちこまないようにしなくては・・・そう自分を励ましながら、待ち合わせ場所に向かいました。

出版社の担当のかたは、いつも優しい笑顔の女性です。私よりかなり若く、小柄でやや地味な印象です。
でも瞳の奥に持っているものは、とても情熱的。それは今回お目にかかって初めて分かりました。良いお仕事をなさっているなと感心しました。
用件は単刀直入にはっきりと手短におっしゃって頂いたほうが良いと、私は思っていました。しかし出版社の方のおっしゃる言葉は、かなり厚いオブラートで包まれていて、分かりづらいものでした。
「私が作った目次が、良くなかったのかなと思っているんですが...」それは、どう言う意味でしょうか? 聞いても、それからもまたはっきりしない言葉がずっと続きました。「高尾さんをもっとさらけ出して欲しいのです」要するに、私自身が持っている接客への熱い思いをもっともっとさらけ出して欲しい。最初に作った目次どおりに書くのではなくて、もっと良い話が書けるはずと彼女は思ったのでしょう。
それなら、はじめから具体的に私にもっと詳しくリサーチして、こう言う話を書いてくださいと言ってくれれば良かったのにと、普通は怒るかもしれません。
でも、私は不思議とそうは思わなかったのです。はじめから、本当に私に書いて欲しいのかな。私のメルマガを読んで、どんなところに共感したのかな。
結局どんな話を書いて欲しいのかな。と心の中でいつも?マークだったのです。
?マークのまま、目次どおりになんとなく書き進めていた私。
自分でも納得行く内容ではありませんでした。

相談しながら、結局彼女は私からいろいろな話を引き出しました。どんなことがあって、どんなことをして、どんなエピソードがあるのか。そのとき私がどんな対応をして、お客様がどんな反応だったか。そして、私が熱く語るひとつひとつに、
  「それ、良いお話ですね。それ書きましょう。」
  「それもとても良いお話じゃありませんか。」
  「それも忘れてましたね。それだけで1章書けそうですよね。」と.....。ホテルのラウンジで、最初は明るかったのがどんどんあたりが暗くなり、照明が落とされて夜のムードが漂うようになりました。
私自身、やっと何を書いて欲しいと思っているのか、どうして私に声を書けてくれたのか、やっと納得したのです。
多くのライターさんと打ち合わせするそうですが、このような話になると、女性のライターさんはとても怒り、険悪な空気が充満することもあるそうです。
それでも、書きあがってきた物を読んでもっと良いものが書けるはず、と思う彼女は、何とかして納得してもらおうとするのでしょう。
良い本を出したい。その思いで一生懸命な姿。私は、また一人良い出会いをしたのだと確信し、とても気持ちが良い思いで、家に帰りました。今、新たに書き始めています。いつになったら出来あがるんでしょうね?
でも、私自身も、本当の意味でやっと楽しみになってきました。
応援してくださいね。
            頑張るぞー!

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◆素顔の女将◆
家内の通う書道教室の門下生はほとんど女性で、男性は数人という。
ある男性門下生が作品を先生に見せたところ、
前の週と比べると元気が無く、先生も「どうしたの?」と心配していた。
聞けば奥様とケンカしたとかで、
それが原因で作品に勢いが無くなってしまったらしい。
先生は「そうだよなぁ~。奥さんには口ではまったくかなわないよなぁ~」
と、ご自分のことも嘆きつつ、他の女性門下生にお宅はどうなの?と
聞いていたとか。
家内も聞かれたが、
「うちは主人が理路整然と話しをするので、口ではかないません」
と言ったところ、先生は「へぇ~、お宅のご主人は偉いんだぁ~」と感心
していたとか。それ、感心するほどの話しかぁ(笑)  (aruji)

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