お手洗いの話しから
日本の景気はゆっくり上向き傾向だそうですが、まだまだ中小企業には厳しい情勢が続いています。
紋屋では、宿にとって必要な設備投資がなかなかできず、小さいことの積み上げでずっとやってきました。

私が紋屋にきて足掛け10年、やっと客室のお手洗いが全室洋式になりました。
旅行会社などは自分がお金を出すわけではないので、気軽に今時は全部シャワートイレにするべきなどと言いますが、施設上の制約がある場合、簡単には出来ないのです。

洋式でも、シャワートイレではないお部屋がまだ4部屋残っています。廊下や宴会場脇にあるお手洗いなどは、本当に目も当てられないくらい昔のままです。

何と言っても廊下より客室が優先となるために、少ない財源のなかで、後回しになるところは決まってきてしまいます。

それでも全客室洋式になったというのは、私としては「本当にやっと!」と、言う嬉しい気持ちがします。

時々宿泊先のホテルで数日シャワートイレで過ごすと、やはりシャワートイレは気持ちが良く快適です。自宅がシャワートイレだと、外で違うと不快さを感じるのは良く分かります。女性には生理というものがありますし、男女を問わず痔を患っている方には、やはりシャワートイレが良いに決まっています。

怖くて入れない、出るものが出ないくらい不快なお手洗いはいかがなものかと思いますが、食べるものが手に入らないような国も有る事を思うと、日本は恵まれすぎ。先進国でもシャワートイレ化が進んでいる国は、日本だけだと聞いています。そんな考えを持つ事自体が、年を取った証拠でしょうか。


新しいビルのお手洗いなどは、最近一時期流行した過度に豪華なお手洗いではなく、非常にシンプルなお手洗いが多くなっています。手を拭く紙などは、ほとんどのところで廃止。手を乾かす風が出てくるタイプになりました。資源を考えるとそれも良いことだと思います。

最近のJR駅のお手洗いも改装が進んで、非常に綺麗になりましたが、まだ和式のお手洗いが改装してもあるのが不思議です。

全部を豪華にするのではなく、限られたお手洗いだけを有料化して、化粧直しをする椅子がセットされていて着替えのスペースがあったり、キッズトイレが併設されていたり、というのが理想的なように思います。

ただし肉体的に、どうしても女性のほうがトイレに時間がかかるので、男性トイレより女性トイレは多く、ボックスの数も増やして欲しいですね。

以前東京に住んでいたとき、自宅のトイレのタンクになかなか水がたまらなくなりました。簡単な修理だけで済むはずなのに、この際トイレをシャワートイレにしたらどうですか。ついでにトイレの壁紙も取り替えて、しめて100万といわれて腰を抜かしたことがあります。


話が脱線しましたが、紋屋はそう言うわけで、やっと客室だけは全室洋式トイレとなりました。シャワートイレでない部屋が4室有るだけで、あとの21室はすべてシャワートイレです。建物上の制約があって時間がかかりましたが、それだけにこうした事も大変なのだと切実に思います。

それでも宿泊業だと滞在時間が長いため、シャワートイレに慣れた人達がシャワートイレでないと駄目、と目を三角にされてしまう。仕方がないのかなぁと思います。



子育ても、今は私が子育てをしていたころよりずっと便利になりました。子育ては大変ですから、お母さんが楽しく育児をするために便利になるのはいいことだと思います。ただ、過度に神経質になりすぎることは、私はちっともいいと思いません。

離乳食はビン入りのものでなく、手作りしてあげて欲しい。何でも抗菌にしすぎて、アレルギーの有る子供達が増え過ぎているような気がします。

私も生れつきアレルギー体質でしたが、そのころはアレルギー体質の子供はすごく少なかったものです。今では当たり前のように食物アレルギーのお子さん達が大勢です。

オムツなどは確かに洗うのは大変であり、紙オムツの普及は良いことのような気がします。しかし、ごみのことを考えると、貸しオムツでもいいと私は思います。近年のお母さんたちからは悲鳴が聞こえてきそうですが。私が子育てをしたときは、貸しオムツにしました。



便利であるに越したことはありませんが、物を捨てすぎる贅沢病はやめたいです。先日出張の帰り、用事で銀座の新しいビルに行って来ましたが、ポケットに入るおしゃれな袋付きの「マイ箸」がたくさん並んでいました。

割り箸の使い捨てをやめようとする運動が、ひそかに進行しているからでしょう。そう言うことは、多いに賞賛したいと思います。

紋屋でも夕食時は、加熱処理が出来る箸を使っています。使いやすいと大変好評です。まだ朝食のセットをする関係から朝食時は割り箸ですが、おいおい朝食時も割り箸を廃止していきたいものです。


まだ使えるものは、大事にする。

それでもご料金を頂くものとして、取り替え時期は慎重に考えていく。

何事も贅沢過ぎない程度でシンプルに、それでいて快適が一番です。

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◆素顔の女将◆
東京から帰ってきて、疲れのたまった家内は、「足がダルダルソース」と訳のわからないオジンギャグを飛ばす。
こうなったのも私のせいです、はい。(^^;)
                              (by aruji)

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