賞味期間
最近、賞味期限が切れた商品と知っていて、期日を張り替え、また新しい製品のように売っていたことが発覚する事件が多数報道されています。
皆さんはどのようにご覧になっていますか?


賞味期限というものは、昔はなくてとても不便でした。

いつまでもつのか分かったら便利なのに、以前は自分の判断に任されていました。


   「生物ですからお早めにお召し上がりください」

と書かれているのがせいぜいで、買った人達は臭いをかいだり、カビが生えていないか見たり、商品が新しい時との違いを考えたりしながら、判断していました。

実際、賞味期限が切れたから食べられないという商品は少ないのです。


私が百貨店にいたころは、賞味期限が切れてしまったものは、従業員に安く販売していました。

捨てるのはもったいない。それをなんとかほかに利用する手立ては無いのか。
コンビニでは、残ったお弁当は莫大な投資をして、肥料にしているそうです。
でも、余程大きな会社で無い限り、それも難しいのが実情でしょう。


   買ってきたものが、一日賞味期限を過ぎてしまった。

いまの若い子供達は食べないそうですが、賞味期限に頼りすぎないで、自分の判断で食べることも大事かもしれません。

日本は、いま物があふれていて、何を取っても選択肢がいっぱいある状態です。
世界には、食べ物が無くて飢えで死んでいく人も大勢いるのにと思うと、日本はなんて贅沢な国なのでしょう。恵まれすぎなのではないでしょうか。

もっと物を大切にして、
使えるものは使う努力もしなくてはいけないと思います。

スーパーやデパートでも、賞味期限を提示してあれば、新しいものから売れていきます。結局売れ残りは出てしまいます。

もったいないと言う気持ち、ある程度は必要なのではないでしょうか。



ただ、今問題視されている企業では、お客様をだましていました。

それは良くありません。

紋屋のホームページでは、お許しくださいというページに古い部屋がある事、狭い駐車場、広くないお風呂、旧式なお部屋がある事、エレベーターがないことなどを正直にお話しています。それがユニークだとか、変わっているとか、おかしいとか、いろいろな方々から言われています。

良いところだけを見せて実際は、ちっとも良くないというお店は多いですね。

   私は、それはお客様への裏切りだと思います。


商売が成功する。それはとても良いことです。

どんどん生活も良くなって、従業員の生活も豊かになる。それも素晴らしい。
でも、基本は、誰をも裏切らないことと、本当に大切なものを失わない姿勢。

ものすごくは豊かにならないかもしれませんが、一番大切なものは失わないのではないか。

 売上だけを重視しない。

 成功だけにとらわれない。

一生懸命働いて、残せるものも少ないかもしれないけれど、いつでも誠実でありつづけ、本当に良いものだけを創り出そうとすることだと私は思います。



昨夜の紋屋は、お祝いのお客様が大勢いらしていました。

お一組は金婚式のご夫婦を囲んで14名さまで、お迎えしている私達のほうが感動してしまうほどの温かなご家族様でした。

別のお一組は、10月にご結婚なさってはじめてのゆっくり取れた休暇。
その記念すべきご旅行先を紋屋にしてくださったのです。

またお一組は、還暦のお祝い。お一組は退職祝い。

皆さんの笑顔があふれた素晴らしい一日でした。


細かな対応は大変ではありますが、

   家族で集まるのが最後になる旅行です。

   結婚後初めての旅行です。

   赤ちゃんを連れてのはじめての旅行です。夜泣きが心配です。

などと皆さん事前に流してくださるので、お迎えもしやすいです。
ご期待に添えるか心配ではありますが、みんな精一杯おもてなししようと頑張っていると信じます。


また、今日は12月の予約電話だったのですが、わざわざ九州の熊本からお越しいただけるそうです。伺うと、次の日が東京で友人の結婚式だそうで、ついでにせっかくだから紋屋へと計画してくださったそうでした。

なんとも嬉しいお話です。


こうして、皆様とはじめてお目にかかったような気がしないお話を丁寧に伺っていると、本当にお越しのお客様から、

   『幸せのお裾分け』をして頂いている気持ちになります。


お客様との信頼関係は、細かなお客様のご要望に出来る範囲で、誠心誠意お応えして築き上げていくもの。売上重視になりすぎると、本物といえる優しさを忘れてしまいがちになるのでは。



賞味期限の件も、きっと最初は良いものをお客様にお届けしようとしていたはず。それが、

   もっと売上を伸ばしたい。新しい製品を作りたい。

そうした気持ちのほうが勝ってしまった結果、初心を忘れたのではないかと思います。


食品関係の会社の方は大変だと思いますが、こうした事件は神様のおぼしめし。

   消費者も賞味期限に頼りすぎず、物を大切にする。
   生産者も、お客様を裏切らない。

それに徹底して欲しいと思い、そしてわが身も振り返れた事件でした。

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◆素顔の女将◆

夫婦ケンカしたので、今日は無しです <`ヘ´>  (by aruji)



       (まぁ~大体、私が悪いんですが.....)

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