◇上座下座とレディーファースト◇
最近、テレビではもっぱらクイズが大流行。良い傾向だと思います。

人間生きている間はずっと勉強していき、成長しなければなりませんから、単純なバラエティー番組より見て知識も得られます。



先日、下座上座の問題が出てきて、これはむずかしいと考え込んでしまいました。




通常、宿の場合はたいがい部屋に床の間があり、

床の間を背にする人が上座と決まっています。



2名だと簡単ですが、6名様の場合など意外と答えが難しくなります。

また、その場所が会議室の場合や、ドアの位置、応接セットの向き、ホワイトボードが置いてある場合などで上座は変わってきます。

タクシーの上座も、私の考えとは違っていました。
常識問題は、特に勉強になります。

のし袋については、百貨店時代に詳しく習いましたので余り間違えませんが、最近の傾向として、全体的に昔の常識とは違ってきているように思います。




家族構成、お子様が小さい場合など、

いろいろその場面場面で、正解が違ってくるのですが、宿においても、

とても多い傾向として奥様が上座と言うことが少なくありません。



それはそれで悪いことではありませんが、上座下座を知っている上と、知らないのとでは、大違い。

おもてなしする側も、奥様が上座にいらっしゃる場合に、上座から料理を出すべきかご主人から出すべきか、迷うところだと思います。

宿では(常識の上では)、その部屋のご主人が下座であろうと、先に料理をおだしするのが通常です。
お子さんがいらして待てないので、お子さんが先という場合は別ですが。


また、レストランなどの場合、上座下座よりも、レディーファーストが主流ですね。

外の景色がどのように見えるかなども、大きなことです。




そうはいっても日本においては、

日常生活でほとんどレディーファーストではないのが不思議です。



町を歩いていてビルに入る場合、細い道を歩く場合、どちらが先を譲るかなど、日本男児はまず95パーセントが女性に譲りません。

私の主人は、ドアの開け閉めなどは、100パーセントやってくれます。
女性のエスコートに非常に慣れているのです。それはとても快適です。

逆にそれに慣れてしまうと、他の男性が道を譲らない、ドアを開けないばかりか、男性のほうが先に行ってしまって、そのまましめてしまうなど、「えーっ」と思うことばかりです。



もうずいぶん前ですが、電車の中で大きな荷物を持っていたことがあります。
荷物を上にあげようとしていたところ、駅について新しく乗って来た男性達に、荷台の場所をすっかりとられてしまったことがありました。

唖然とする私ががっかりして、荷物を足元に下ろそうとしたら、隣の外国人が、先ほどの男性達の荷物を大げさに左右にわけて、私の荷物をのせてくれました。



私に優しくしてくれたというより、

まったく女性に対して気遣わない日本の男性達に、

憮然としているのがよく伝わりました。



先日、社長とある展示会に行って、その日は宿泊しました。
そのホテルに入っている有名な料理屋さんに、勉強の為にいってきました。



そこでも、料理は私から先に出されました。

最初は「そうなんだ」と戸惑いました。

恐らく外国人が多いので、

ホテルではそういう形式を取っているのだと思いました。



料理説明も、レストランによっては上座の人のほうに料理を置いて、そのときにしてしまい、下座の人のときは単純に置くだけというところもありますが、聞こえないときもあるので、どちらもそろってからどちらにも聞こえるように、双方の顔を見ながら説明するのが正解なように思います。



現代では、もっぱら「自分だけがよければ良い」人達が増えています。
そのために多くの人達が集まる場所、公共の場所において、モラルの乱れもよく目にします。

道路を二人並んで歩く場合も、通常女性は男性の左側を歩くのが普通ですが、左手に車がとおる場合は、主人は反対にしてくれます。



宿にきて、主人のそういう行動を見て暮らし、
場の空気や周りへの配慮など、
長いこと「お茶」を習ってきた主人の行動は、
日本人として素敵だと思うようになりました。



百貨店にいたころは、あまり考えなかったなと反省しつつ、常に周りの状況をよく把握できる、場の空気を読める、自然にどこでも適切な行動ができる人間でありたいと思いました。





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◆素顔の女将◆
TVのクイズ番組と日本料理店で感じたことを元に、
メルマガの題材にして書き上げたことは、


スゴイ!

さすがだ!

たいしたもんだ!

と、今日は書いておこう~っと(笑)





(by aruji)

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