◇心ある会社に◇
昨日、あるおなじみ様が久しぶりにお越しになりました。
上のお子様が小学校に入学なさるお祝いの宿泊と言うことです。


チェックインのとき


「この子がまだ1才のときだったな。」

と、ご主人がつぶやきました。


その言葉には、きっと重い気持ちがこめられていたのだと思います。



最初のときと、2度目のときは奥様がご一緒でした。

笑顔がさわやかな素敵な奥様が印象的で、その当時はご主人のことは、余り記憶に無かったくらいでした。


その後、奥様が亡くなられ、
お子様二人とお父様だけでお越しになられるようになりました。

今回の宿泊で、当時1才だった上のお子さんが5歳に、下のお子さんが3歳になられました。

お父様と3人でお風呂に入り、先に出てきた兄弟が、二人で本当に仲良く暮らしているのだな、と分かるような遊びぶりで、事情を知っているだけに愛らしく思えました。



ご入学のお祝いと言っても、特に似合ったプレゼントも無いので、記念に家族写真を撮って差し上げることにしました。

食事会場に顔を出すと、もうそのお客様だけになっていて、二人とものんびり遊んでいます。



 私 :「ご立派ですね。」

お客様:「どうしてですか?」

 私 :「女性でも大変だと思いますから。」

お客様:「可哀想だと思うんですよ。」

 私 :「男の子同士で良かったですね。」

お客様:「これ(写真に書いてある私の字)、
書いてくださったんですか?すごく嬉しいです。」


わずかな私の励ましのメッセージで、こんなに喜んでくださる。
それだけ、仕事をしながら二人のお子さんの子育てに、大変な思いをしていらっしゃるのだろうと感じました。つもご実家のお母様に多少は面倒を見てもらっているのか、そのあたりの詳しいことは、私も知りません。

でも、いずれは家族単体で生活していかなければなりません。



紋屋については、


(いつも温かいおもてなしに心がほっとする)そうです。

このお客様だけに特別なことは特にはしていません。

それでもそのようにおっっしゃっていただける。
私個人としてだけではなく、会社として幸せだなと思いました。



そして、おなじ昨日の新客のあるお客様から、チェックインのとき、お菓子を頂戴しました。

そのお客様は、数ヶ月前、お子様が急に体調を崩されて、当日キャンセルになったお客様でした。

赤ちゃんプランをはじめてから、急な体調不良も良くある話。

観光業界としては昔から当然のこととして頂いているキャンセル料金を、体調不良の場合は、向こう3ヶ月くらいの間に再検討をしていただければ、頂戴しないことにしていたのです。



それが会社としてルールとなると、それはお客さまにとっては



「とてもありがたいこと」

になるのですね。




「どの電話の方々も、とてもやさしい対応だったんです。
それが一番大切だと思うのです」と。

「さすがに当日だったので、申し訳無く思いました。」


それはそうですが、無理をしてお越しになったら、お互いに心配ですね。
当日キャンセルでも、内容によってはやさしい対応。

そんなことくらいで、会社が儲かるわけでも、たくさんお客さまが来て下さるわけでもありません。



会社として、集客のノウハウを勉強する。それは大事なこと。

しかし、数年前からネット上の仕組みやら何やらで「これさえ覚えればあなたの仕事は飛躍的に成功する」などの誘い文句で、こちらにセミナーのご案内などが流れてくると、


「何か違う...」と感じてしまうのです。

それは気のせいなのか、分かりません。

もちろん、成功するノウハウも勉強したいですが、


成功することが心あるおもてなしを出来る会社にすることより

先にならないようにしたい、と思うのです。



先日、最初にいらしたときが交通事故にあって、怪我した体でいらしたと言うお客様が、奥様を連れていらっしゃいました。

オートバイが大好きなご主人は、怪我をしてもその後もオートバイで何度もお一人でお越しになりました。



「怪我したときの宿」なんてもう来たくないのでは?

と思うのですが、このあたりの景色が良いのか、ここの宿の何かが良かったのか、不思議です。


この次ぎは奥様を連れてくるからという約束をして、なかなかつれていらっしゃらない。


先日やっとつれていらした奥様は、とても旅行通な方でした。

ほんの気づきからやっていることを絶大にほめていただき、とても嬉しく思いました。


でもそれ以上に嬉しかったことは、

お怪我をしていらしたときのこと、私は何もして差し上げられないことにストレスを感じながら、そのお客様にお声かけをしていました。


「きっと、その時こちらで癒されたんじゃないかしら。
だからその後も伺っているのだと思いますよ。」

と言う奥様のお言葉。



何回かお越しになるうちに、目頭が熱くなるような、心の通い合いができる会社。心ある会社にしたい。


本当にそうなるまでには、まだ何年もかかるのでしょうが、私がこの会社に来た頃よりは、ずっと近くなっているのでは。

そう感じて、今日のメルマガにさせていただきました。



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◆素顔の女将◆
家内がシロクマ好きなことをご存知の方のおなじみ様の中には、お土産にシロクマのぬいぐるみを下さる方もいらっしゃり、自宅にはかなりの数のぬいぐるみがある。

ひとくちにシロクマのぬいぐるみと言っても、いろいろな形状があったり、リボンや洋服を着ていたりする。


その中で私達が「もぐちゃん」と名付けた、モグラ似(笑)のシロクマに、家内は首の周りにリボンを付けてあげていた。

ピンクの割と大きめなリボンだったが、もぐちゃんはズン胴で首が無いため、
リボンと言うより、ほとんど“まわし”状態(笑)だった。

これでは、もぐちゃんから、もぐ山にでも関取名にしなくては...。





(by aruji)

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