◇向き不向き◇
最近、JRの駅は見違えるほど、どこも変わってきました。

足が悪い人間にとって、エレベーターやエスカレーターがあることはとても重要なこと。

これからもまだない駅に少しでも早く設置して欲しいと思います。
こればかりは、本当に民営化の賜物というより他ありません。


駅構内に多くのショップが入り、楽しく駅で過ごせるようになって来ました。
飲食店や本屋さん、パン屋さんなど。

いちいち駅の外へ出なくても、時間を過ごせるようになって実に便利です。


早く郵便局なども、JRのように民営化の良さがすぐに伝わるように変わってほしいですね。



私が良く利用するある駅の構内で、2年くらい前にやっとエスカレーターとエレベーターが一部ついたのです。

でも、駅の改札を出るとやはり階段。

最近、改札の外にもようやくエレベーターとエスカレーターが出来たのですが、それが出来る前は、荷物を持って階段を上がるのは、
私にとって杖を突いてもやっとのことなので、とても苦労していました。


ところがその駅では、朝7時から夜6時まで、足の悪い人をサポートする人が、平日は居てくれて、重い荷物やキャリーバック・ベビーカーなどの運びを
手伝ってくれていました。

とてもありがたいことです。

私は、ぱっと見にはそれほど足が悪そうには見えないので、お願いしづらいのですが、昇り始めればやはり荷物を持っては四苦八苦。

結局、補助員の方に「手を上げてくれれば、すぐ来ますよ」といさめられたこともありました。



その補助員の方々は、4、5人交代で働いていました。

ボランティアなのか、それともいくらかの報酬をもらっているのか、どういう経路でそこでその仕事をしているのか分かりませんが、その方々がその人によって対応にとても違いがありました。


荷物を持ってくれながら、かたわらで話しかけてくれる方。

さっさと先に荷物を持って上がり、
「上に置いておきました」と言って先に下へ降りてしまう方。
もちろん現金は入れませんが、やや無用心な気がしました。

さっさとではないものの、
笑顔やこちらへの声掛けが全くない方。
もし仕事なら、もう少し足が悪い人間に対する心のケアが欲しいなあと思いました。

市の職員さんは、その市にもよりますが、どちらかというとぶっきらぼうな方が多いという印象はあります。

それでも中にとても感じよい男性職員の方がいて、私はいつもとても感心だなと思っていました。


考えてみると、長い間結構お世話になったのに、そのお礼を丁寧に伝えることをしなかったと心残りです。

その都度御礼は言ってきましたが、その感じの良い方にだけは、特別に感謝の意を伝えるべきでした。

その方だけはとてもにこやかで、いつもその階段のそばで、近づく人達に目をやって、いつでも助けられるようにという気持ちが漲っていました。


私が階段を上るときも、決して先に上ってしまわずに、
いつも傍らで声をかけながら一緒に昇ってくれました。
そして、その間にも上から来る人達にも
気を配っているのがわかりました。

工事が大分進み、見た目にはもうエスカレーターが使えそうな状態のときに、

「いつから使用可能なんでしょうか?」と聞くと、
「今日、最終点検なんですよ」
「じゃあ、明日からですか?」と聞くと
「それが、大安とかいろいろなのだそうです」

仏滅では無いほうがいいでしょうが、大安でなくても、はやく使用可能にすればいいのにと思います。

他の駅で、このようなサービスがあるのかどうか分かりませんが、そのにこやかな男性職員の方だけがとても光って見えました。


「もう少しですから、頑張ってください。」と
その職員さんに言われました。

他の職員さん達とは、全く別物という印象です。

その方だけが、人に尽くす職場に向いていたということなのだと思います。
他の方々は、単純に荷物を運んでいただけ。


その職員さんは、きっと足の悪い人達に、
やさしい温かなこころもプレゼントしていたなと。

接客の仕事。

単純に物を売るだけなら、確かに誰でも出来るでしょう。
しかし、リピート率や販売単価などは、
その人によってものすごく違いがあるに相違ありません。

宿の仕事も同じです。

単純に料理を運ぶだけなら、誰でもいいです。
でも料理の説明をするだけではなく、
必要最低限以外の話しをどれくらい出来るか。
そのお客様にこの宿は他と違うなと、
どれくらい強い印象を残せるか、
そこにかかって来ると思います。

接客の仕事の遣り甲斐も、そこにあります。

宿の場合は、それほど頻繁にはお越しにならない職種だけに、そのたった1度が重いものとなるのです。

私が、接客の仕事に生きがいを感じているのも、その部分。

全く知らなかった方々と、段々深くなっていく。
心開いたと分かるその瞬間がたまりません。

こんなに多くの方々と知り合えるのも楽しいです。

宿の場合は、その土地の方が多く泊まりに来るわけではありません。
わざわざ遠くから来て頂かなければなりません。


全国に多くの土地にたくさんの旅館、ホテルがあり、余程のことが無ければ、ずっとは同じ宿になんて来ません。

それでも数多くのおなじみ様が、10年以上この宿に通ってくださっている。


ありがたい。

それだけに、今後ずっと同じではいけない。

もっともっと、宿の形も宿の味も人の接遇も、更に向上していかなければ。


なかなか難しいですね。

でも、私はあの階段でのにこやかな男性職員をきっと忘れないだろうと思います。


私達もそうでありたい。

人との小さな出逢い、いつも大切にしていきたいものです。




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◆素顔の女将◆
ワールドカップアジア予選を見ていると、
「ウズベキスタン、ってストレスのたまる名前ね」と家内が言う。

「何で?」と聞くと
「うずくまったり、ウジウジしたりってイメージ」と
 訳のわからないことを言う。

挙句の果てには、

「“うずまきすたん”にしたら良いんじゃない?」と
 勝手な国名変更を提案する。

国際問題になりそうな、あなたの発言の方がストレスがたまります(^^;)


(by aruji)

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