◇バイキングを考える◇
紋屋は今のところ、朝食のバイキングはやっていません。
ひとりひとりのお膳です。

社長自身は、フルサービスが好きな人ですし、今のところは、バイキングにしたら紋屋の朝食がどのようになるのか、想像がつきません。

人件費を削減するためには、それが一番てっとり早いので、最近他のホテルは、朝のバイキングが多いですね。


確かに、サービスがほとんど要らないので、ホテル側はかなり楽です。


お客様側としての立場で、私は、今までバイキングは好きなほうでした。

昔住んでいた所は、家の近くに多くのホテルがありましたので、子供と良く手軽なバイキング料理をランチとして頂いていました。

バイキングだと、好きなものを好きなだけ食べられますし、料金が手ごろ。
ホテルだと、それほどまずいものは無いので気に入っていました。



ところが、現在の社長と交際中、東京都内のホテルに多く宿泊しました。


段々目と舌が肥えて、バイキングでもホテルや料金によって、
かなり差があることが分かってきました。



最も気に入った朝食バイキングは、ベイエリアにある某ホテルのバイキングで、オープン当初は今よりもっと豪華で圧巻でした。

今でもほかのホテルに比べれば、一番の品ぞろえですし、パンケーキもよそでよくあるカサカサになったものではなく、目の前で焼いてくれる、やわらかく温かいパンケーキ。

ローストビーフも目の前で薄切りにして、ソースをかけてくれます。
サラダや果物・デザートまで、一品一品がきちんと手を加えて作られたもの。
全部食べたいくらい、どれも本格的なお料理です。

もちろん、それなりな料金だからこそ出来るのでしょう。


本当に楽しめるバイキングは、サービスが要らない分、
やはりバイキングならではの良さが光っていないと、
心に残るのは難しいと感じました。



今回、コンサルタントのセミナーが北海道であったので、ついでに息子がお世話になっているホテルに行ってきました。

息子とも、もう2年近く会っていません。

久しぶりに会えるのが楽しみでした。

そのホテルでは、料金の高いお部屋のお客様は、個室や専用のお食事処で伝統的な和食ということになっていました。

私達は予算の関係と、たまにはバイキングも良いかと、朝夕バイキングのコースにしてみました。

お部屋は、ホテルの支配人が気を使ってランクアップしてくださり、広めの露天風呂付客室でした。

国定公園内でもともと木が切れないためか、外の湖が見えません。

最近は、後から客室に露天風呂を付けた宿を見受けますが、部屋からの眺望がお風呂というのは如何なものかと思っていました。

でも今回は、なかなか良かったです。



私達が本来泊まるはずだった客室は、普通のツインで食事はバイキング。
料金は、一人19,000円でした。

建物は、リニュアルオープン仕立てで大変雰囲気が良く、その意味では料金も納得できますが、料金に見合う料理内容かというと、かなり疑問が残るものでした。

見た目も美しいですし、食べても美味しいことは美味しかったのですが、前記のベイエリアのホテルバイキングには、足元にも及ばないのです。

私が個人的に気に入らなかったのは、デザートが見ただけで、出来合いのものだと分かってしまう点。
フルーツの種類が少ない。大満足と言えるデザートが無い。

朝食のパンが美味しくない。冷凍を解凍したものだと分かってしまう。


料金があと、5,000円くらい安かったら、まずまずだと思うのですが、料理そのものやサービススタッフの笑顔の無さも気になりました。

だいたい、バイキングだと料金は手ごろだから、多少美味しくなくてもまあしょうがないかなというところなのですが、料金が高いバイキングは、もっと考えなくてはならないだろうと思えました。



東京駅近くの某ホテルのハーフバイキングは、量的にはそれほど多くは無いのですが、見た目も見事ですし非常によく手を入れたお料理です。

ハーフバイキングなので、半分はきちんとサービスしてくれるのもいいです。

人気があって、お昼はすぐにいっぱいになってしまいます。


バイキングは、並んでいる料理の美しさと、
また席を立ちたくなるおいしさと、
なんとなくワクワクする何かが無ければ、
良いお値段はとりにくいな、と思いました。



批判するのは簡単。

紋屋がもしバイキングをやったら、やっぱり大変だろうと思います。


最近は、やはり席を忙しく立つよりも、フルサービスかハーフくらいがちょうど良いかもしれないと考えるようになりました。

そして、何にしてもそれなりな料金を頂くのは、とても難しいものなのだと改めて感じました。

フルサービスと言っても、紋屋の部屋出しや朝食会場のサービスは、まだまだです。

これからも、さまざまな施設を拝見させて頂きながら、紋屋の進むべき道を模索してまいります。




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◆素顔の女将◆
個室風ダイニング「月の座」で接客をして、
良いお客様に出会うと、家内はとても嬉しそう。

特に献立やしつらいなど、
日ごろの努力の成果を評価していただけるお客様だと、
元気が出るらしく明るく朗らかになる。

そんなお客様で満室になるような宿にしたいね

(by aruji)

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