◇いろいろな可能性 ◇
世の中の景気が低迷してくると、いつも以上にどうしたら良いのかと悩みます。

どこでも同じだと思いますが、その悩みの中からいろんなヒントが生まれてくる。

考えるのは辛くも楽しくもあります。


スーパーなどでも、売上を伸ばしているところは常に進化している。

酒屋さんも、店を中心に2キロ以内はビール1本でもお届けする。
そうしたことで飛躍的に売り上げが延びている店ががあるそうです。

考えているなあと、感心します。

それに比べて変わらないのが、百貨店。

変わらないからこそ、変わらないのが好きなお年寄りには、うけるかもしれませんが、時代の流れに常に敏感であってほしいなとも思います。

そういう私も接客などの面でやはり百貨店のほうが好き。
ポイントがたまるのが楽しみということもあります。
それとも私も、お年寄りの部類に入ってきたのかな?

宿はどうなのだろうと考えると、
宿も百貨店以上に変わらないかなと最近思います。
私は、自分にとって旅館の嫌いなところは、変えてきたつもりです。


たとえば、ご朝食が布団を上げた埃の中での部屋食だったり、
昔はソープ類がすべて固形で、
他の方が使ったものを自分も使用しなければならなかったり、
朝食が必ず和食なのも私は嫌いでした。

そうしたことをひとつひとつ変えてきて、今日に至っているのです。


そのほかにも、男女の浴衣を違う色にしたり、
シャンプー類の品質を上げたり、お食事も季節ごとに変えたり、
お野菜をふんだんに取りいれすべての料理を手作りにもしました。
デザートにこだわり、(いつも調理人からは恨まれていますが)
和食ではついカットフルーツで終わらせがちなところを、
必ず手作りでご用意しております。

赤ちゃん連れをターゲットにし、アロマをとりいれ、
私が来る前と後では全く違う宿となりました。


それでもまだ、私が旅館に泊まって一番気になることは、時間的制約が多いこと。


早く布団が敷かれて、早めのご飯。
朝も早いし、帰るのも早い。
もっと客側が自由に時間を気にせず、
ゆったり出来たら嬉しいですよね。


旅館だと、時間に縛られるからイヤ。
旅館だと仲居さんに気遣わなくちゃいけないからイヤ。
チェックアウトが早いからイヤ。
新しい形態のホテルのほうが良いということになってしまう。

お食事は、何時に食べても自由。
何時でも1品出しで温かいお料理が食べられたら良い。

布団も、早くから敷いてしまわず、部屋に戻ったらもう寝なさいといわんばかりにお部屋が暗くしてある、というのではなく、好きな時間に寝る空間造りが出来たら良い。


どういう人事にするかが悩みですが、
全員のお客様でなくてもよければ、やってやれないことはないかもしれません。



宿泊プランの併用も、今現在は同じグループ内では承っていません。
細かな点で、難しい面があるからです。
それでもよく熟慮すれば、併用も可能な場合がある。


赤ちゃんプランでも、料理に特化したプランの料理に、プラス料金で変更可能なら、お客様の選択肢もどんどん増えていきます。

ネット上に載せるのもご説明もかなり難しくなり、フロントサイドも混乱するかもしれませんが、そのようなお声はけっこう頂いています。

私は、お客様との関わりや自分で外へ出かけたところで、いろいろ発想の転換をして、プランニングするのが好き。
人を真似するのも真似されるのも嫌い。


赤ちゃん連れへのおもてなしも、私は他を真似たわけではなく、
赤ちゃん連れに紋屋が合うと感じて始めたこと。
お越しの皆様にリサーチさせていただき、社内で話し合いをして
ネットでもご意見を募り、少しづつ積み上げてきた。
その結果の結集なのです。


どうしても情報が緊密化しているので、いつでもすぐに真似されてしまいます。

でも私はその根拠もしっかりとさせ、表面だけの真似に屈することなく、前進するのだと思っています。


常に新しい切り口、常に小さい変化をし続ける。
その積み重ねが大事です。


お客様からのお電話やアンケートの中には、たくさんのヒントがある。
それを紋屋らしく、他には負けない本当のおもてなしを築きあげていく。

私が今温めているプランは、他でやっている宿もあるそうですが、自分だったら楽しいだろうなと、お得だなと思えるプランです。

しかし、ネット上にどうのせるかが、非常に難しいそうで、思いついてからすでに1年が経ってしまいました。

それだから駄目なのですね。


今までやっていなかったサービスをしていこうとすると、そこにはコストがかかる。その分はお客さまに負担していただく。

組数も限定すれば、実現は可能です。

今、世の中が禁煙になりつつあり、旅館も禁煙にするようにという通達がきています。

私は煙草を吸わないので大いに結構ですが、中には喫煙の宿があってもいいかもしれません。

そうしたら繁盛するかもしれませんよ


フランス料理を出す宿というのも、楽しそうです。
おやつの時間がある宿とか、
パスタを食べさせる宿とか。
ぬいぐるみ好きな人のための宿とか、
調理人が料理を教える宿とか。
農業体験して収穫物を食べさせる宿とか。


先日テレビを観ていたら、宿は古ぼけたイメージでしたが、汽車の模型を広い場所で、好きなだけ走らせることが出来る。

そんな宿が、繁盛していると放送していました。

「なるほど」ですね。

変わった思考で、実現可能な道を模索していく。
これからは、そういう時代。



もう、莫大な費用をかけて新しい施設を作る時代ではないのかも。


一つ考え出せば、また他でもやり始める。
常に立ち止まっている暇はありません。
何か良い考えがありましたら、お知らせ下さい。




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◆素顔の女将◆
足の具合が良くないようで、最近は腰まで痛いと憂鬱そう。

困ったなぁ...


(by aruji)

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