◇ 人との関わり ◇
先日、10年前から4、5年お世話になっていた人材派遣会社からお電話を頂きました。

最近お取引させて頂いている人材派遣会社と間違えて、以前お取引していたその会社に送金してしまったのです。

そのことにその会社で気がついてくださって、ご連絡くださいました。

なんともやさしい社長様のお声。懐かしさが全身に駆け巡りました。


その社長様とは、何度かお願いしたある日、あちらで選んでくださったスタッフになんとなく不安を感じて、連絡をしたことがありました。

そうしましたら、その社長様がすっかり怒ってしまわれたのです。

私の言い方が、ストレートすぎたのでしょう。


「もうお取引は出来ないということですよね」
と、おっしゃいます。

困ったと思い、慎重に言葉を選びながら誤解を解こうと試み、
重い空気が少しづつ緩和し、なんとか最悪の事態を避けることが出来ました。



次の日になり、その社長さまから非常に丁寧で、しかも本当に本音を告げる内容のお詫びの電話があり、それ以来、本当に信頼できる間柄となったのです。


派遣会社が選んだ人材をこちらが選びなおしを要請することは、正当な権利でありますが、私の言葉が勘にさわったのでしょう。

私も良い経験でした。



また、社長様も感情を剥き出しになさったことで、本当に自信を持って人を選んでくださっていたことが分かりました。

そして、本当に大人気なかったと反省し、昨夜が眠れなかったとおっしゃいました。

その姿がとても人間味があって、
ほほえましくも思えました。

その数年後、旅館業に派遣を止めてしわれたので、お取引がなくなってしまったのですが、その後も、なかなか人が見つからないときに、何度かお願いをしたことがございました。

トラブルは無いに越したことはありませんが、それを機会に腹を割って話せる間柄に発展することもある。


私にとっては、忘れられない出来事の一つです。


今回は、こちらの間違いでお電話を頂きましたが、
ひさしぶりにお話ができて、癒されてしまいました。

そう申し上げると、社長様からも同様なご感想を頂きました。

人間っていいものですね。

また、今回私の息子(私が産んで育てた)のことで、大切なおなじみ様にお力を頂くということがございました。

その方は、最初は普通のお客様でした。


が、何度かお話しているうちに、また、私のメールマガジンをお読みいただいているからか、通じる部分が段々多くなって来たのです。


仕事で異動があったり、ご夫婦さまがそれぞれのご実家のご家族さまとお越しになったり、お父様が亡くなったり、お母様のご宿泊がインフルエンザの影響で来られなくなったりで、プライベートな部分でメールを通して、かなりお話ができるようになってきた方です。


今年、息子が大怪我をして、長いこと会社を休むことになり、結果として会社を解雇されてしまいました。

その後、自分で見つけてきた仕事が介護の仕事でした。

介護士の資格がないので、なかなか思うようには勤められず、雇ってくれた会社は、特別に勤務内容が劣悪な環境でした。

息子は、せっかく勤めたから、しばらく続けるといっていましたが、かなり私は心配しました。


その介護の仕事に明るいそのおなじみ様に、頂いたメールの返信に息子のことを書いて送ると、他に行く気持ちがあれば、心当たりがあるのでということで、お世話頂けることになったのです。


お客様から、
息子の仕事のお世話をしていただけるなんて、
想像もしないことでした。

また、先日お越し頂いたあるお客様ですが、奥様と私の趣味が同じ書道ということで、かなり話が盛り上がるお客さまがいらっしゃいます。

ご夫婦ともに大変気品に満ちた方で、それでいて決して近寄りがたくはない、
大変お優しく、生き生きとしていらして夫婦仲が良く、こんなに素晴らしいお二人は、そう多くはいらっしゃらないのではと思えます。

大変優雅で、恐らく金銭的にも恵まれていらっしゃる。
紋屋のような建物で良いのかと思います。

その奥様とも、書道を通していろいろお話させて頂いているうちに、より深く気持ちが通ってくる。


ご夫婦様のお話も味わい深い。


先日お夕食のお世話をしているときに、お二人とも北海道のご出身でいらっしゃることが分かりました。

そして、いつか北海道に帰らなくちゃいけないかもしれない。
だけどこちらにもう長いしと言う話のときに


「私が死んだ後、あなたが決めなさい」とご主人様。
そうしたら、
「私が先かもしれないじゃないですか」と奥様。

いつも一緒に死ねればいいのにと思うそうです。

私たち夫婦も同じです。

自然死で一緒は難しい。でもそれが望ましい。



良いお話ですよね。

人が人として日々の生活を積み上げていく。

その中で、

会社内の人たちとの関わり、
お客様との関わり、
家族内の関わり、
新しい家族との関わりが出てきます。

2月に結婚した嫁は、私が人事のことで悩んでため息をついていると、

     「おかあさん、ため息ついていると
      幸せが逃げていっちゃいますよ。元気出して」
      と、肩をもんでくれます。



永い人生、途中がよくても、最後になって悲しい結末ということもあります。

最後になってみなくては分からないのです。


1日1日を精一杯生きて、自分の持っている力を出しきったと実感でき、振り返っても良い人生だったと思える。


そんな最後を迎えられるような、人間としてよりよい関係を築けるこれからの人生でありたいと思います。

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◆素顔の女将◆

家内はメルマガの原稿をワードで書いているが、時々操作の問題かソフトの
問題か、表示がおかしくなったりする。

原因が判る時もあるが、調べても私には原因が判らない時もある。

「判らない」と伝えると、
ねぇねぇねぇという感じで人の手を撫でたりする。
あのぉ~、撫でられても判らないものは判らないのよ!
(by aruji)

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