荒天の日のお客様
今年の冬は寒かったですね。白浜は降りませんが、今年は東京では何度も大雪になりました。白浜も今年は花の開花が遅く、今がちょうど良い季節になっています。3月になっても真冬の寒さが戻ってくる日もあり、三寒四温、着実に春は近づいてはいますが、ここ数年なかった寒さを感じた今年の冬でした。
その何度目かの雪が降った土曜日。東京・埼玉では朝から雪でしたが、もちろん南房総では通行止めの道路は無く、内房線も順調でした。都内では昼頃雪が止んだため、それから出かけられたお客様が多かったようですが、実は本当に大変な目に遭われたのです。雪降る中、朝から出かけられたお客様は、3時から4時頃にはご到着されましたが、天気の様子を見られて昼頃から出られたお客様は、結果的に雪雲といっしょに移動してしまわれたのです。
午後に入って、紋屋出入りの業者さんから「タイヤチェーンがないと危険だ!」という話しが飛んできました。段々雪雲が房総にもやってきて、最終的には館山まで雪となりました。非常に珍しいことです。南房総は温かいので、余り防寒対策はしていません。エアコンだけでは寒いと、お客様からのお声が次々に上がり、石油ストーブや温風ヒーターをお部屋に持っていきましたが、もうこれ以上は在庫がないと冷や汗をかきました。
千倉から小湊にかけては停電になっていると言う情報も入り、非常用のライト等の用意に追われました。頻繁に館内の電灯がチカチカと点滅し、お越しのお客様も不安気です。通常、夜は夜警のみ残りますが、ボイラーさんやルーム長、裏の社員寮に住んでいる従業員2名が待機。主と私も9時、10時、11時になってもお越しにならないお客様を待ちました。そのうち道路も次々と通行止めとなり、内房線も君津で止まってしまい、どうなることかと心配が募りました。
結局、一番最後にお着きになったお客様は夜中の1時を過ぎていました。疲れにいらしたみたいで、申し訳ないですし、従業員も有志で残ってくれて、有難く思うと同時に気の毒にもなりました。折角十数時間をかけていらしたお客様は、夜中に着いてからお食事。次の日の朝にはご出発なさらなくてはなりません。明日の道路状況も心配です。そんなこんなで、私としては初めての体験の、雪の騒動の一日となりました。
台風が来て、突風で宴会場脇のガラスが割れたこともありましたが、通常では考えられないアクシデントがいつどんなときに起きるか判りません。百貨店にいた頃もプロの窃盗団が入ったり、お客様がガラスに体当たりして、厚さ2.5mmもあるガラスに数mに渡るひびが入ったこともありました。小さいお子様が「てんかん」で発作を起こしてしまったり、浮浪者が玄関でおしっこをもらしたり.....等など。紋屋にもこらからいろいろな事が起きるでしょう。そうした経験をして驚いたり、感動したりしながら私自身成長をして行くのだと思います。
雪の日は、なるべくなら日延べなさることをお勧めします。日延べでしたら、紋屋ではキャンセル料は頂いておりませんし、無理をしなくて済みます。そういう私も、盛岡に向かう新幹線の中で、息子と二人、17時間も強風のため缶詰になっていたことがございます。時間が経つと、それもめったに無い楽しい(?)思い出になることもあるかもしれませんが、出来ることなら本当に心から良い旅だったと思っていただきたい。そう切に願うものです。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
◆素顔の女将◆
「浮浪者が玄関でおしっこをもらしたり.....。そうした経験をして(略)感動したり」するんだ。変な人だなぁ!(by aruji)●おまけの息子●
「今日は寒いねぇ」と言いながら自分の部屋から出てきた息子を見ると、半袖にハーフパンツ。厚着をせんかい、厚着を!(by aruji)

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