家族の協力
旅館業という職種は、勤務時間は大変長く、本来なら24時間営業と言うべきでしょう。経営者はかくあるべしと考えるならば、一年中無休でもあります。しかし人間ですから、そういう訳にも行けませんが.....
私が女将業にのめり込めばのめり込むほど、勤務時間は長くなりつつあります。でも大変有難い事に、大女将の義母は毎日せっせと昼食を作ってくれます。家族の夕食は私が作っていますが、夏休みは忙しいため、「食事は作れない!」と宣言し、子供たちに食事作りを任せました。我が家の子供達は全員男の子で、高校生が2人と中学生が1人。皆で手分けして料理を作り、私達の帰りを待っていました。それもとっても有難く、嬉しいことです。夏休み後も、日曜祭日は子供たちが作ります。またウィ-クデ-も時々どうしても早く帰れなくなったりします。そうすると、会社の事務所から小声で子供たちに夕食の指示をするのですが、その様子が可笑しいらしいのです。
   私 「もしもし。おかあさんだけど、今日、すぐ帰れないから
       御飯、先に作っておいてくれる?」
   子供「え-、マジっすか?」
   私 「今日は中華丼だから、御飯は4合ね。肉は切って、
      お酒と醤油に漬けといてよ。
      それから干し椎茸を水に戻して...」
   子供「えっ?聞こえないよ。もっと大きな声で言ってよ!」
   私 「だって今、事務所なんだから恥ずかしいでしょ。」
      事務所内、忍び笑いのさざ波
   私 「干し椎茸を水に戻すのよ」
   子供「水で戻すって?お湯じゃいけないの?」
   私 「お湯でもいいわよ」
   近くに居た社員
      「さっと洗って水に漬けておくんだって言えば?」
      事務所内、爆笑の渦
全く旅館業の家族というものは、子どもたちも何らかの形で経営を助けていると言えるでしょう。旅館業に限らず自営業の場合は、自然と家族の理解や協力が必要となるのです。お陰様で我が家は、複合家族にも拘らず小さなモメ事はあっても、仲よく明るく暮らしているのかも知れません。私は、主人をはじめてとして、母や子供たちに支えられて、女将という仕事へ大きな夢をふくらませているところです。
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◆素顔の女将◆
家内は、子供が勉強する気がないと「根性が無いからよ。男は何ってったってド根性よ!」と言って、「巨人の星」の主題歌(思い込んだら試練の道を♪)を仁王立ちになって手を振りながら歌って聞かせていたらしい。(by aruji)

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