記者会見を見て
堺 正章・岡田 美里夫妻の離婚が報じられ、世の中を騒がせたことは皆さんもご承知だと思います。特に奥様側の記者会見については、いろいろな批判が相次ぎました。私もこの方々の離婚の報道を耳にした時には、おしどり夫婦として名が高かっただけに、どうして何故?とその理由を知りたくなりました。それと同時に夫婦というものは、やはり他人なのだと改めて思い知らされた気持ちになりました 。
私は、人様のことを批判する立場には誰も成る資格はないと考えているので、もちろん今回の離婚記者会見についても「おかしい」「わがままだ」などの非難をあびせるつもりは毛頭ございません。かえって、岡田美里さんの記者会見に対しての数々の批判を耳にしているうちに、本当に人間一人一人物事への価値判断は違うものなのだ、と考えさせられました。そして夫婦は、お互いにほんのわずかなぼたんの掛け違いからも、崩壊の危機が訪れるものなのだと身が引き締まる想いがしました。私達夫婦も、ご承知の通り再婚です。もちろん国籍は同じですし、年もふたつしか離れていません。でも人間ですから、考えは違う部分もたくさんあります。性も違いますし、育ちも同じではありません。二人が同じ様に成長し目指す方向が同じで、しかも相手の気持ちに対し、受容や許しがなければ、やはり続けていくことは難しいものなのかもしれないと思います。
岡田美里さんが、あのように才能に恵まれ、友人や仕事、経済力のある御主人に対し、もっと家に居て欲しい、一緒に居て欲しいと思う事自体が、わがままだと世間では言われています。芸人は、売れてこそ本領発揮出来る訳ですから。はじめから相手選びを間違えてしまったのだと、私は思いました。外国人でなくても、一緒に居たいと思う人はいます。私もそうです。たまには離れた方が良いとは思いますが、基本的になるべく一緒にいたいのです。主人も一緒に居たいという考えの持ち主です。友人が多く、いつもわいわいがやがやと騒いでいるのが好きな人と、本当に気が合う人と静かにしていたい人とがいると思います。飯島直子さんの時もそのような話しが出ていましたね。梨園の妻の話しの時も、ほとんど二人だけの時間はなかったということでした。私の前夫もいつも家にいませんでした。私はいつもいないということが、それを欲している人間にとってどれほど辛いかをよく承知しています。ですから、その人の立場や考えをその人の立場になれない人が我が侭だと言えないのではないでしょうか。毎日宅急便で高級食材が家に届けられ、その処理が大変だったという話しも、私はうなずけます。それを贅沢だという方も、実際に自分の家に宅急便が毎日たくさん届けられたら、そのごみを処分するだけでも相当苦労する筈です。食べたくなくても食べきれない程届け物があり、其れに礼状も出すのです。恵まれすぎていることが、その人にとって幸せだとは限らないと私は思います。
私達夫婦は、いまのところお互い信頼し合っていますし、目指す方向性も一致しています。それでも、ぼたんの掛け違いが全く無い訳では有りません。私の訴えや、真剣な叫びが主人に通じなくてストレスが溜まってしまい、体に変調を来たすことがあります。それは、主人が単に理解がないとかいうことではなく、逆に頭脳明晰すぎるために、すばやい判断や解決法を示そうとしすぎてしまうからなのです。私にとってはそうではなく、単純に話しを聞いてもらうこと、黙って聞いて「うん、そうだね。其れは大変だね」と受け止めて欲しいだけなのですが、主人にとっては、その方が難しい訳です。相手の話しや訴えを受容することは、実は大変難しい事なのです。クレーム処理においてもお客様がおっしゃっていることに誠意を持って聞き、充分理解を示すことが肝要です。岡田美里さんはPTSDという病気をかかえ、御主人も支えようとなさっていらしたそうですが、その支え方が正しかったかどうかは判らないと思います。一緒に精神科医の所に出向き、自分の出来ることを指示してもらうことをしていたら、奥様が脅えなくても済んだかもしれません。あれだけ忙しかったら、そうした思いやりを示す暇が出来たでしょうか?だからと言って堺正章さんの配慮が足りなかった為に離婚になったとか、そうした事でもないと思います。彼は優しい人でしょうし、こうした結果になってしまって本当にお気の毒です。他人から見れば、財産も相当な額を分与しなくてはならず、彼ばかりが損をしてしまったようにも見えます。一生不変なことはこの世にないことを、今一度考え直し、人に対する思いやりの示し方や言葉の表現、相づちのうちかたなどを仕事の上でも常に研究していきたいと思います。
現代はストレスだらけであり、癒されることを皆が望んでいます。悩みを相談できない若者も増えているそうです。心療内科は常に予約が2週間以上先まで決まっているとか…。人に優しい世の中がいつ取り戻されるのか、先が不透明です。恐ろしい凶悪犯罪も後を絶ちません。昔の様に道徳の時間を設けたり、他人を思いやる教育を家庭や学校で始めてみる必要も感じます。マスコミも、人様のことを面白おかしく批判するのは、おしまいにしたらどうかと考えます。前にも書いていると思いますが、批判は簡単です。簡単なだけに容易に批判をせず、相手に与える心の傷までをも見据えて意見を述べるべきです。もちろんその意見の述べ方も、非常に神経を使わざるを得ないものの様に思います。人間としての優しさをもっと大切にする社会になることを、私は大いに望み、叫びたい気持ちで一杯です。・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 
◆素顔の女将◆
「コーティングして下さい」と書かれた家内からのメモと一緒に、原稿が私の机の上に置かれていた。コーティング!? 何だろうと思って聞いたら、パウチ(ラミネート)の事だった。(by aruji)*ついでに大女将*
家内から聞いた母の話。
カップ麺が2つあり、「赤いきつねと緑のきつねのどっちを食べる?」と母に聞かれたとか。きつねの新製品かぁ!?(by aruji)

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