売店の改革
私は紋屋に嫁ぐ前、東京の百貨店に10年程勤務しておりました。そのため、慣れていて得意な分野と言うことで、初めは売店業務に携わりました。当時、紋屋の売店は専従の社員が居なかった為、欲しい商品が何一つ置いていない雑多な売店でした。
まず私は、夏くらいしか売れないつまらない子供向きのオモチャを極力減らすことから始めました。置いてある食品類もほとんど味を知らずに売っている状態でしたので、業者さんに試食品を持ってきてもらい、売れていない余り美味しくない商品は他の商品と入れ替えました。当時と比べると、全体の3/4くらいは入れ替えたでしょうか。今まで業者さん任せになっていた品揃え、ディスプレイも勝手にはさせないようにし、店頭在庫も必要以上に置かせず、山積みで汚らしくならないようにも配慮しました。自分が好きな陶器類は、主人と地元の窯元を見て歩き、2つの窯元から仕入れています。また、千葉県の伝統工芸品である唐桟織の小物も扱うことにしました。インタ-ネットで見つけた京都の手作り和装小物も仕入れ、それらは売店のメインとなる場所にディスプレイしました。今も改革途中ですが、設備投資が絡んでくるので現在は一休み。まだまだやりたいことはいろいろとあります。
当時もお取引先は30社を越え、毎日のように注文の電話をしていると、5、6社は自然と覚えてしまいます。ある日のこと、私は自宅から主人に用があって紋屋へ電話をしました。いえ、正確にはしたつもりでした。
  私  「葉子ですが、社長お願いします」
  社員 「はい?」
  私  「(声を大きくして)葉子ですが、社長お願いします」
  社員 「は、はい」
  ?  「ああ、もしもし?」
  私  「!!」(えっ、誰?)
     「すいませ-ん、間違えました」
  ?  「はぁ~?」
自宅ではなく、ある業者さんへ電話をしていたのです。もしかしたらその業者さんでは、社長あてにヨウコという女性から電話が入ったと言うことで、家庭争議にでもなっていないかしらと心配しました。でも、それを「私でした」とも言えず、今日に至っております。今でもその商店の息子さんが納品に来ると、ちょっと気恥ずかしいような気がします。
皆さんも十分に間違い電話には気を付けましょうね。
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◆素顔の女将◆
家内がデパ-トに勤務していた時、自分と息子の2人分の夕食を朝の15分間で作り上げるのを目撃したときには舌を巻いた。もっともものすごい形相だったが。 (by aruji)

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