感謝の気持ちを忘れずに
紋屋へようこそ
房総半島最南端のまち、南房総・白浜。
白亜の灯台として名高い野島埼灯台を望む海辺の地に紋屋は佇んでいます。
創業100有余年の老舗旅館・紋屋の自己紹介をさせていただきます。
興味のある方はぜひご一読ください。
HISTORY
100年の歴史を重ねてきました
紋屋の創業は大正8年(1919)5月。当初は、白浜の隣町である館山の中心部で、安房北条駅(現・館山駅)開業と同時に旅館業をスタートさせました。大正12年(1923)の関東大震災による建物の被災など歴史的な困難にも直面しましたが歴代館主たちの懸命な努力と献身により、暖簾を守って来ました。
館山には昔、館山海軍航空隊の基地(現・海上自衛隊館山航空基地)があったため、太平洋戦争中は海軍御用達の宿として、将校の宴会や兵士慰問の家族客などで大変盛況だったそうです。戦争が終わり、世の中が平穏になってくると、明治大正の頃からすでに避寒避暑地として人気だった館山には、より多くの海水浴客が訪れるようになりました。
その後、より自然豊かな環境を求めて、昭和37 年(1962)に別館として白浜に建てられたのが、現在の紋屋へと繋がる礎となりました。何度かの増改築を重ねる中で、令和元年(2019)の房総半島台風など波乱万丈な出来事に見舞われたりもしましたが、日々、天職とも思える大好きな旅館業に邁進してまいりました。今日に至るまで私たちを支えて下さったのは、100 年分のお客様!感謝の気持ちを忘れることなく、いつでも帰って来られる場所としてこの地に在り続けることが、宿屋の務めであり誇りであると思っています。
を目指して・・・
紋屋は、「赤ちゃんと泊まれる宿NO.1」を目標に掲げ、20年以上に渡り、他のホテル・旅館とは異なるユニークな施設やサービスの拡充に取り組んで参りました。
発端は女将がお客様のお部屋にご挨拶に伺ったある日の事でした・・・
そのお母様は、赤ちゃんをおんぶひもでおんぶした姿でお食事をされていました。ふと見ると、海外旅行へ行くのかと思われるほどの大きなバッグ!そこには赤ちゃん用の様々なグッズが満載されていました。「赤ちゃん連れの旅行は大変だわ」…そう痛感した女将は「何とかしてあげたい」と思い立ち、お客様に旅先でのご不便やご不安を伺って、一つずつ対応していったのです。
そんな継続的な取り組みが花開き、今では年間宿泊者のうち【70%以上】が赤ちゃん連れのお客様という業界屈指のスペシャリティ旅館となり、赤ちゃんとの初めての旅を楽しみたいご夫婦をはじめとしてご利用いただいた多くのお客様に厚いご支持を受けて参りました。